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ジュニアゴルフ塾主宰の坂田信弘さんが76歳で死去 古閑美保、上田桃子ら輩出

主宰する“坂田塾”で多くのジュニアゴルファーを育成したプロゴルファー坂田信弘さんが22日、福岡県内の自宅で死去した。76歳だった。葬儀は家族葬で執り行われた。

1947年10月、熊本県生まれ。京都大(中退)、陸上自衛隊を経て75年に日本プロゴルフ協会のプロテストに合格した。88年にナイジェリア開催の「イバダンオープン」で優勝。ツアー参戦時から執筆活動を行い、90年から小学館ビッグコミックオリジナルで連載された漫画「風の大地」の原作を担当した。

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93年に熊本県で坂田ジュニアゴルフ塾を開校。最盛期には全国6校まで拡大し、多くの生徒を指導してきた。門下生には女子プロゴルファーの古閑美保上田桃子笠りつ子安田祐香らがいる。2008年から大手前大ゴルフ部の監督、総監督を務めた。

ユニークで独特な視点の持ち主として知られた。2020年の安田のプロデビュー激励会では「男でつぶれた選手は多い。最初の3年は恋愛を捨てて、ゴルフに集中しなさい」とプライベートに注文を出しながら「ピッチングウェッジで125ヤード、9番アイアンで130から140ヤード。その距離を出して、5m以内につける。そうすれば“黄金世代”を簡単に追い越すと思う」と熱弁をふるうなど、歯に衣着せぬ物言いで周囲を巻き込むバイタリティにあふれる指導者だった。

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