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“日本一の草大会” を制したのは金子駆大 2歳上の平田憲聖に発奮/JOYXオープン

◇ツアー外競技◇メインステージ JOYXオープン2024(30日)◇JOYXゴルフ倶楽部・上月コース(兵庫県)◇7039yd(パー72)

ツアープロ、アマチュア、ジュニアが一緒に回る、“日本一の草大会”もことしで16回目。一日競技の短期決戦を制したのは、9バーディ、ノーボギーの「63」で回った金子駆大だった。金子は直近のレギュラーツアー「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」で優勝争いを演じるなど、好調を維持。その勢いのままJOYXオープンに乗り込んだ。

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「1デイトーナメントなんで、スコアを出していかないと。ずっとバーディ狙いでいきました」と前半からアクセル全開。練習ラウンドも無しのぶっつけ本番だったが、積極的にドライバーを握って攻めていった。

前半を5アンダーで折り返し、後半も順調にバーディを重ねた。「(リーダーズボードに)平田憲聖の名前があったので、絶対に伸ばしてくるだろうなと思っていました。(バーディを)取らないとダメだなというところで、ちゃんと取れたのは大きかった」と、終盤17番のパー3でしっかりバーディを獲り、猛追してきた平田(トータル8アンダー)を振りきった。「(平田とは)よく一緒に練習するので、たまには勝たせてもらってもいいかなって」と普段から仲のいい2つ年上の先輩の追い上げに発奮した形となった。

「優勝するのって4日間でも1日でも難しい。それができたのはいいこと。これからのレギュラーツアーでの試合につながると思います」と金子。次週の「日本プロゴルフ選手権大会」には出場できないため、次戦は7月11日開幕の「長嶋茂雄招待 セガサミーカップ」を予定している。

ローアマには、1アンダー「71」で回った梶谷駿(関西高校2年生)が輝いた。

今大会は、プロゴルファーのマネジメントを手掛ける(株)JOYXが主催。優勝賞金100万円(賞金総額400万円)を懸けた1DAYトーナメント。同大会は前立腺がんの早期発見・適切治療を推進する「ブルークローバー・キャンペン」も行っており、シンボルカラーの青いウェアをまとってプレーする選手が多く見られた。(兵庫県佐用町/服部謙二郎)

<上位成績>
優勝/-9/金子駆大
2/-8/平田憲聖
3T/-6/久保谷健一、富本虎希、池見和輝、竹山昴成

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