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「負けてもいいや」 六車日那乃が3度目の大会で感じた成長

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 初日(3日)◇ジョージア州・チャンピオンズリトリート(6360yd、パー72)、オーガスタナショナルGC(6365yd、パー72)

3度目の大会出場となった六車日那乃の同組にこの日のトップがいた。同じく3度目のハンナ・ダーリング(スコットランド)が6アンダー単独首位に立った。六車にとって1つ年下の20歳だが、身長は154cmの六車が見上げるほど高く、飛距離も「30~40yd違った」と持つクラブは1番手以上違う。

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それでも「飛距離で負けてもいいやって思いながら、自分のゴルフをしようとやっていました」と3バーディ、1ボギー「70」で回って2アンダー12位。2年連続の決勝進出に向けて好スタートを切った。

初出場の2022年は予選落ち。昨年は14位で予選通過を果たしたが、「難しいコースになればなるほど、自分の悪いところが出てしまう」と最終日に「77」と伸ばせず22位で終わった。

「想像していたよりは、安定していました」と振り返った今年は、過去2回からの成長を実感した部分がある。

「嫌なショットのとき、自分のクセや考え方が、去年よりは分かった」と難しい場面での踏ん張り方がわかってきた。グリーンが狭く強いアゲンストの風が吹いた前半6番(パー3)では、「いつもなら、バーッと曲がってしまう」と力みやすい場面。この日は自分のスイングリズムに集中し、パーを拾って集中力を切らすことなく次につなげた。

オーガスタナショナルGCでの決勝ラウンドに進めるのは、第2ラウンドを終えて30位タイまで。「守りに入りやすいタイプなので、攻めるところはせめて行きたい」と、難コースで今の自分を試したい。(ジョージア州エバンス/谷口愛純)

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