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「日の丸を背負う気持ちは?」アスリートの“先輩”室伏広治氏が中島啓太ら若手に“金言”

日本ゴルフ協会(JGA)は16日、都内で2022年のナショナルチーム活動を締めくくる特別座談会と慰労会を開催。中島啓太蝉川泰果馬場咲希(代々木高2年)らチームメンバーが参加した。

座談会には、今年でナショナルチームを卒業する中島と蝉川の男子2人、馬場と橋本美月(東北福祉大2年)の女子2人に加え、スポーツ庁長官の室伏広治氏が出席。ナショナルチームが取り入れているグリーン上でのルーティン「エイムポイント」を体験する場面や、選手からの質問に答える時間などが設けられた。

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五輪メダリストでもある室伏氏は、2015年から7年間、ナショナルチームで活躍した中島から「日の丸を背負って競技を続ける気持ち」を問われると、自身の経験も踏まえ「プレーする時は一人だけど、国を代表するということはみんなが後押ししてくれている。そういった応援や期待を力に変えてパフォーマンスに結び付けられるように」と“金言”を伝授した。

蝉川から質問を受けた調子の悪いときの考え方については「ゴルフは同じ動きをするスポーツでイップスやスランプに陥りやすいので、外的要因を変えても適応できる能力をつけていくことを忘れないでほしい」と、アドバイスを送った。

ラウンド数は少ないもののプレー経験はあるという室伏氏は「目で見るだけではなく、自分の感覚も大事」と、1打ごとに状況が変わるゴルフの特徴に注目。「適応できる者が生き残れるし、強くなる」と適応力の重要性を選手たちに説いた

中島は「日の丸を背負ってプレーする大事さ」、蝉川は「一流のトップアスリートの考え方、向き合い方」について改めて学びがあったといい、馬場も「オリンピックで金メダルを獲られた方のお話を聞けて勉強になりました」と貴重な経験をかみ締めた。

座談会後、室伏長官は「若いのに意識が高い。パフォーマンスの向上だけでなく人間としての成長も大切だと分かっている」と交流した感想を述べ、未来の日本ゴルフ界を支える若者に向けて「スポーツをすることは“歓び”。今後も大いに期待していますし、我々も最大限応援していく。頑張ってください」と笑顔でエールを送った。(編集部・内山孝志朗)

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