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ゴルフと大衆文化の出会い 560冊超のゴルフ漫画がUSGAミュージアムへ

2020/07/26 17:30

全米ゴルフ協会(USGA)は22日、同協会に560冊以上のゴルフをテーマとした漫画誌が寄贈されたと発表した。コレクションは30年以上の収集歴を持つインディアナ州のチャーリー&サラ・ハビザ夫妻によって集められたもので、古くは1930年代に発行された雑誌も含み、米国ニュージャージー州にあるUSGAゴルフミュージアムに所蔵される。

「USGAゴルフミュージアムで取り上げている重要なテーマの1つは、ゴルフと大衆文化の出会いです。我々のミュージアムは、多くの人々が最初にゴルフに触れるのが、そういった媒体であることを認識しているので、それらを集め、保存し、展示しています」と、USGAでパブリックサービスを担当するランド・ジェリス氏はいう。

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同氏によると、アメリカの漫画誌で初めてゴルフが表紙を飾ったのは1934年6月刊行の『Famous Funnies #1』。ゴルフ漫画に初めてミッキー・マウスが登場したのは1934年、スーパーマンは1946年のことだという。

アメリカの漫画誌最盛期はこの頃で、1948年には毎月1億冊ほどが印刷されていたという。それらは、特に子供たちの信念や文化に対する影響が大きかった。その後、1940年代後半から50年代に掛けてテレビが急速に普及して、1955年のアーノルド・パーマーのプロデビュー、ゴルフブームへとつながっていく。

日本では、1974年(昭和49年)の藤子不二雄Aによる『プロゴルファー猿』が、少年漫画初のゴルフ漫画とされている。また、1981年(昭和56年)開始のちばてつやによる『あした天気になあれ』も有名で、主人公・向太陽の「チャー・シュー・メン!」のリズムは、いまだにゴルフ界で聞かれることもあり、その影響の大きさを物語っているといえるだろう。

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