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JGAが競技向けに感染予防対策を盛り込んだゴルフ規則修正の指針を発表

日本ゴルフ協会(JGA)は18日、感染予防対策を盛り込んだゴルフ規則修正の指針を発表した。政府、または地方自治体による緊急事態宣言等に基づく行動制限が地域によっては段階を踏んで解除されていく中、ゴルフ競技の再開を考えているゴルフ倶楽部、委員会などの疑問を解決するためで、基準に基づく競技運営を奨励するわけではないとしている。

【形式】
マッチプレー形式、ストロークプレーでも各ホールの最大のストローク数を制限する「最大スコア」、通常のスコアの代わりに、バーディやボギーなどをポイント換算して積み上げる「ステーブルフォード」の採用が対策として有効。18ホールより少ない設定の競技も可能。

【スタート】
スタートの間隔を空け、人が集まることを避ける。1組の人数を制限することもできるが、1組1人はマーカーが存在しないため、規則では認められない。

【キャディ・移動機器】
キャディやカートを禁止する場合はローカルルールの制定が必要。

【バンカーレーキ等】
・バンカーレーキを撤去した場合は手やクラブで砂をならすことが可能。バンカーが常時荒れた状態となり、競技に影響を及ぼすと考えた場合は委員会が「プリファードライ」を適用できる。
・コース上の動かせる人工物でプレーヤーが頻繁に触れる可能性があるものの、撤去が難しいものについては、「動かせない障害物」として扱うローカルルールを採用できる。

【ホールアウト】
R&A は、ホールから一定の距離にある球をホールアウトしたことにする、あるいはライナーをホールから上に出してそのライナーに当たった球をホールアウトにすることを案として示しているが、この方法が「ゴルフ競技」にとって適切かどうかは委員会の決定事項。

【スコアリング】
・プレーヤーが自分自身のスコアカードに自分でスコアを記入し、スコアカードを交換しないことも可能。マーカーがスコアカードに接触しない方法は考える必要がある。
・提出所を屋外の換気の良い場所にする、ボックスで回収する、メールやSNSなどでのスコア報告を認めるなど、スコアカード提出の際に「密」が発生しない対策を練る。

【行動規範】
「クラブハウス内での予防対策事項の順守」「ラウンド中に旗竿に触れることを禁止」「ソーシャルディスタンスを保つ」など感染症対策のための要請を「行動規範」として規定し、要請が実現できるように段階的な罰、あるいは懲罰を設定することも考える。

JGAは、これらはいずれも「競技」としてのゴルフに対するもので、「レクリエーション」としてのゴルフに対する規則修正の指針ではないことを強調。

また、懇親プレーの性質が強い月例競技などでは規則の修正を多く加える一方、倶楽部選手権ではできる限り規則の修正を行わない、など「競技」の性質にも合わせて考えるべきだとしている。政府や自治体からの要請、制限が緩和されていく中で必要なくなったと判断できるローカルルールは適時削除していくべきである、とも付け加えている。

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