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新型コロナ禍のなか米国で開催された「カクタスツアー」って?

新型コロナウイルスの影響で世界の主要ツアーが中断しているなか、3月18日から3日間の日程でアリゾナ州ムーンバレーCCで開催された「カクタスツアー」。大会を制した米ツアー8勝のアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)は「なぜプレーしているのと思われているのは分かっている。それでも…」と複雑な心境を吐露したが、そもそもどんなツアーなのか。

米国女子ツアー(LPGA)を頂点として、下部ツアー「シメトラーツアー」のさらに下のミニツアーで米国女子の3部ツアーにあたる。プロになったばかりの選手や、プロ転向を目指すアマチュア選手らが集まり、女子プロゴルフ界の発展のための機会となっている。2005年に設立し、サボテン(カクタス)で有名なアリゾナ州の南西部を横断する地域で開催されている。2019年シーズンは28試合が行われ、賞金総額25万2310ドル(約2800万円)を懸けて競い合った。

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ツアーのメンバーになるためには登録料399ドルがかかるが、メンバーになれば大会毎のエントリーフィーがプロなら560ドル、アマチュアなら200ドルで済む。ノンメンバーの場合、プロは660ドル、アマチュアは275ドルが必要となる。

AP通信によると、ノルドクビストが優勝した今年の第10戦では、新型コロナウイルスを懸念して出場人数を27人に絞り、3ラウンドごとにすべてのカートを消毒。選手には社会的距離を守るように求めたという。

ツアーディレクターのマイク・ブラウン氏は「私たちはすべてのガイドラインに従った。開催するにあたって安全であるようにできることはすべてやった」とし、今後の動きを注視しながら運営していく姿勢だ。ちなみに、ノルドクビストが獲得した優勝賞金は2000ドル(約22万円)だった。

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