金谷拓実はプレーオフで敗れて連覇ならず/アジアアマ
連覇かなわず 金谷拓実「悔しい冬になる…」
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 最終日(29日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7041yd(パー72)
前年覇者の金谷拓実(東北福祉大3年)は2017年大会覇者のリン・ユーシン(中国)とのプレーオフに敗れ、連覇を逃した。
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首位と1打差で出た金谷は、後半14番で残り13ydからチップインバーディ、16番で5mのバーディパットをねじ込んだ。この時点で、通算10アンダー。11アンダーとしていたリンに必死で食らいついた。
先にプレーするリンは18番をボギーとした。金谷は2mのバーディパットを入れれば勝利を手繰り寄せられる展開だったが、ボールはカップをそれ、手で顔を覆った。
18番(パー5)のプレーオフ1ホール目では2mにつけたリンに対し、5mのバーディパットを残した。これを沈め切ると、右手を振り下ろす渾身のガッツポーズ。しかし、地元の声援を一斉に受けるリンは2ホール目でバンカーからの3打目を1mに寄せてバーディとして、勝負が決した。
「自分のプレーを最初から最後までやり切ろうと思った。最後まで、あきらめずにやって良かった」と4日間を振り返った。
来年の「マスターズ」の切符は手に入れられなかった。「この試合に勝ちたくて、ずっとやってきた。この悔しさを忘れずに、この冬をずっと過ごしていくんだろうな…マスターズもないし」とこぶしを握り締める一方、「後悔はない。来年の試合に向けてトレーニングを続けていきたい」と顔を上げた。(中国・上海/石井操)
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