世界ジュニアゴルフ選手権【1】 ジュニアが挑む世界への登竜門
タイガーはラウンドせず、1時間で引き上げた/WGC EMCワールドカップ練習日1日目
午後1時にコースに到着したタイガー・ウッズは、ドライビングレンジで約1時間の練習をこなした。
アイアンで1球1球感触を確かめるように、キャディのスティーブが背後から弾道を確認した。2週前に米国で行われたツアー選手権で腰痛に悩まされていたが、その回復具合が気になる。つめかけたファンはウッズのショットに釘付け。他の選手がレンジに入ってきてもウッズばかりを追い続けていた。
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午後2:30からは日本チームの記者会見が行われた。伊沢、丸山は共に「3位とか4位とかを狙っていくのではなく、やはり優勝を狙って試合に臨む」と言い、伊沢は「今回のグリーンはVISA太平洋で今までにない速さに仕上がっている。堅さは抑えているので、ボールが止まらないことは無いですが・・・。パターがあまり調子よくないので、パターの調整をします」
丸山は「コースコンディションはグッド。ちょっと疲れはあるが、まだ練習ラウンドですので。木曜日、本番になってゴルフをしてからじゃないと、本当のコンディションは分からないでしょうね。本番になって気合が入ればいい。
2、4日目のフォーサムの時は1番ホールのティショットは丸山が担当する予定だ。「奇数ホールの方が障害物が少ないので、あまりショットが良くないボクが奇数ホールを打って、難しいホールは伊沢さんに任せます」交互にボールを打つフォーサムの場合、打順も作戦の1つとなる。
タイガー余裕の調整、デュバルはバデリーとラウンド練習
いよいよワールドカップが開幕。13日(火)は指定練習日の1日目となっており、各国の選手が続々と会場入りした。この日の御殿場は朝のうち日差しがあったが、その後は曇り空となり、午後はパラパラと小雨まで降る天候となった。気温は予報どおり上がらず、手のかじかむ状態になっている。
注目のタイガー・ウッズは、他の選手が朝から練習をする中13:00の到着。その後、軽くドライビングレンジで調整を行った。タイガーのチームメイトのデビッド・デュバルは1人で練習ラウンドをスタートする予定だったが、オーストラリアのA.バデリーと合流、インコース10番ホールからスタートし、午前中に9ホールを消化。グリーンで軽く練習するとそのまま、クラブハウスに姿を消した。
今回ギャラリーの入場券は曜日指定となっているが、練習日は火曜、水曜が共通。練習初日からタイガーの周りには大勢のギャラリーが取り囲み、ドライビングレンジのスタンドは満席状態となった。
日本チームの伊沢利光、丸山茂樹は揃ってラウンドし、調整に入った。この後、日本チーム、フィジー共和国の記者は会見が行われる予定になっている。
【開催日程】
11月13日(火)指定練習日
11月14日(水)指定練習日
11月15日(木)1日目 フォーボール
11月16日(金)2日目 フォーサム
11月17日(土)3日目 フォーボール
11月18日(日)4日目 フォーサム
【競技方法】
各チーム2名の選手による国別団体戦で、4日間72ホールの合計スコアで順位を決める。
●フォーボール●
各ホールごとにチームの2選手のよいほうのスコアを採用し、18ホールの合計スコアとする。
●フォーサム●
チームの2選手がひとつのボールを交互に打ってプレーし、18ホールの合計スコアとする。