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安田祐香「少し緊張」 オーガスタ女子アマは予選会場も名コース

2019年に新設された女子ゴルフのアマチュア競技「オーガスタナショナル女子アマチュア」は、3日(水)からジョージア州チャンピオンズリトリートGCで開幕する。72人が出場する大会は、まず36ホールの予選ラウンドを当地で実施。30人が進出する決勝18ホールを男子メジャー「マスターズ」の会場、オーガスタナショナルGCで行う。日本勢でただひとり出場の安田祐香は2日(火)に最終調整を終えた。

安田に招待状が届いたのは1月の半ば。前週末に関西空港から韓国の仁川、米国アトランタで乗り継ぎ、オーガスタに到着した。「いつもは機内で眠れるんですけど…あまり眠れませんでした。きょうも1時に起きちゃって」。長旅に疲れも募るが、心は踊る。米国を訪れたのは、中学3年時にフロリダで行われたジュニア大会に出場して以来。「なんか…USAって感じですね!」と笑った。

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オーガスタナショナルGCから直線距離で北西に約16kmの場所にあるチャンピオンズリトリートGC。予選ラウンドの会場とはとはいえ、閑静なプライベートクラブの27ホールは9ホールずつをなんと、アーノルド・パーマージャック・ニクラスゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)のビッグ3がデザインした。

立ち並ぶ背の高い松の木は、オーガスタナショナルのそれを思い起こさせる。ところどころに池とクリークも配置。この日は冷たい雨が落ちるコンディションで6355yd、パー72の数字以上に距離が長く感じられた。「晴れれば大丈夫かなと思う。オーストラリアのように地面が硬いことはないけれど、簡単なコースではない。(周りのスコアは)予想がつかない。2アンダーくらい行けば上出来かなと思います」と言うのが18歳の見立てだ。

予選落ちした場合も、出場全選手がオーガスタで5日(金)の指定練習日にラウンドができる。ただし、目指すのはもちろん、「マスターズ」会場での真剣勝負。「一生のうちに一度は観に行きたいとは思っていたんですけど、プレーできるチャンスがあるなんて思ってもいなかった」。キラキラ輝きっぱなしの瞳。男子選手では松山英樹タイガー・ウッズリッキー・ファウラーらに憧れてきたという。今年はプロテスト受験を控えており、アマチュアとして同じ期間に、同じ芝を踏むのは最後になる。

「少し緊張してます。なんやろ…みんな上手なんで。でも、付いて行ければいいかなと。いつもそういう感じでプレーしているんです。自分のプレーをしっかりしたいなって思います」と静かに意気込んだ。(ジョージア州エバンス/桂川洋一)

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