現場でみた渋野日向子の快挙達成/2019年「AIG全英女子オープン」
2020年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/20〜08/23 場所:ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)
渋野日向子の連覇なるか リニューアルの「全英女子」に日本勢7人参戦
◇メジャー第1戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 事前情報◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇6649yd(パー71)
渋野日向子が歴史的優勝を飾ってから一年が経った。2001年にメジャーに昇格した大会は今年、「AIG女子オープン」(旧AIG全英女子オープン)としてリニューアル。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スケジュールに大幅な変更があったシーズンのメジャー初戦として世界中のトッププレイヤーを集める。
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スコットランド南西部、過去9回男子メジャーの舞台となったロイヤルトゥルーンGCオールドコースでの大会開催は初めて。アーノルド・パーマー(1962年)、トム・ワトソン(82年)ら名手が「全英オープン」で優勝し、直近16年大会ではヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とフィル・ミケルソンが激闘を繰り広げた。
縦長の小さなグリーンから、“ポステージスタンプ(郵便切手)”の愛称を持つ8番(パー3)がシグニチャーホール。前年のウォーバーンGC(イングランド)の林間コースからは一変、クライド湾に面した正真正銘の英国リンクスでの争いになる。渋野はスポット参戦した前週の「ASIスコットランド女子オープン」でカットラインに遠く及ばず予選落ち。経験の吸収力と修正に期待がかかる。
その“前哨戦”を12位で終えた畑岡奈紗は、待望のメジャー優勝を期してティオフする。同じく米女子ツアーを主戦場にする河本結はメジャー初参戦。野村敏京も滑り込みで出場権を獲得した。日本ツアーからは渋野のほか、上田桃子、勝みなみ、稲見萌寧が渡英した。
シーズン再開から今大会は4試合目となる。直近3戦を優勝、優勝、5位と好調の世界ランク2位、ダニエル・カンはメジャー2勝目を狙う。カンに次ぐランキング上位者ではネリー・コルダ、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ミンジー・リー(オーストラリア)、レキシー・トンプソンらが無観客試合とあっても視線を多く集めそうだ。
一方で米ツアーを席巻してきた韓国勢のエントリーは朴仁妃、チョン・インジら7人にとどまった。コロナ禍で世界ランク1位のコ・ジンヨン、パク・ソンヒョン、キム・セヨンらは感染拡大の影響を懸念して欠場する。
<主な出場予定選手>
渋野日向子、セリーヌ・ブティエ、カルロタ・シガンダ、チョン・インジ、畑岡奈紗、ブルック・ヘンダーソン、稲見萌寧、アリヤ・ジュタヌガン、ダニエル・カン、勝みなみ、河本結、キム・インキョン、リディア・コー、ジェシカ・コルダ、ネリー・コルダ、イ・ミヒャン、ミンジー・リー、ステーシー・ルイス、野村敏京、朴仁妃、マデレーネ・サーストレム、レキシー・トンプソン、上田桃子