米国女子ツアー最終戦となる「ADTチャンピオンシップ」が、11月21日(木)から24日(日)までの4日間、フロリダ州ウェストパームビーチにあるトランプ・インターナショナルゴルフクラブで開催される。

長いシーズンもいよいよ終わりを告げる時が来た。米女子ツアーでは、2ヶ月前の9月中旬に行われたセーフウェイクラシックでシード権争いにも終止符が打たれ、アニカ・ソレンスタムの2年連続賞金女王も時をほぼ同じくして確定していた。

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ファンにとって残る楽しみは、ソレンスタムの米女子ツアー新記録となるシーズン14勝への挑戦だった。残り5試合となった時点で、そのほとんどを休暇にあてる予定だったソレンスタムだが、スケジュールを崩して記録への旅に出た。残念ながら達成することができなかったが、日本で行われたミズノクラシックでは風邪で体調を崩す最悪の条件のなかで優勝を果し、世界ナンバーワンの根性を見せつけた。そして今週、ミッキー・ライトに次いで2人目となるシーズン11勝目をかけて最終戦に乗り込んでくる。

シーズンを締めくくる最終戦に臨むにあたりソレンスタムは「振り返ってみて10勝という数字を考えると自分でも驚いているし、本当に嬉しい。常にベストを尽くす努力をし、毎年新しい目標を掲げ、それに近づくように努力している結果だと思う。ライバルたちに負けたくないので、より一層上を目指したい」とコメント。必勝態勢で最終戦を飾るつもりだ。

昨年はカリー･ウェブが、追いすがるアニカ・ソレンスタムを2打差で退けシーズン3勝目を挙げた。

この試合は、賞金ランク上位30名だけが出場できるエリートフィールドのイベントとなっている。今季活躍した猛者たちは、最後にどんな戦いを繰り広げてくれるだろうか。