LPGAツアー開幕戦「ウェルチ・フライズ選手権」プレビュー
2003年 ウェルチ・フライズ選手権
期間:03/13〜03/16 場所:ランドルフノース・ゴルフコース(アリゾナ州)
19歳C.キムが62で一気に2位に浮上!
米国女子ツアー開幕戦「ウェルチ・フライズ選手権」3日目。初日に61をマークしトップに立ったローリー・ケーンが、3日目再びトップに立った。
ケーンはこの日5バーディ、ノーボギー。3つあるパー5全てでバーディを奪った。2日目までに好スコアが続出したせいで、大会側はピン位置を検討し難しい場所に切ったが、ケーンはホールごとに攻守を切り替え、稼ぐべきホールで稼いだ。明日はキャリア通算5勝目をかけて戦う。
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ローリー・ケーン
「天気もコースコンディションも良いから気持ち良くプレーできている。明日は19歳のキムが1打差で追ってくるという展開なので面白い。私が19歳の時はまだ大学生だったし、それを考えると最近は傾向が変わってきた。若手が私のようなベテランと、キムのような若手が争うとファンも喜ぶだろうし、ツアーの活性化につながると思うので、とても楽しみ」
そのクリスティーナ・キムは今日19歳になったばかりの新人だが、8バーディ、ノーボギーで62をマークし、自らの誕生日を祝った。丁度1年前にプロ転向したキムは、昨年フューチャーズツアーで賞金ランク2位という成績で今季米女子ツアーの参戦権を手に入れた。初戦でいきなり優勝争いとなるが、その堂々としたプレーぶりからはプレッシャーをものともしない強さがある。明日は最も注目すべき選手となるだろう。
2日目に60をマークしたメグ・マローンは、一時19アンダーまでスコアを伸ばしたが、後半3ボギーで首位陥落。“好プレーをした翌日には要注意”というが、その公式が当てはまってしまった。
日本勢は福嶋晃子が9アンダーで25位タイ、小林浩美は6アンダーで50位タイとなっている。