日本勢は9人が参戦! ヤニ・ツェンが3連覇に挑む
今季の海外女子メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」が9月13日(木)から4日間に渡り、英国ロイヤルリバプールGCで開催される。同コースは、男子「全英オープン」で過去11回の開催実績を持ち、全英とともに長い歴史を紡いできた名門。女子「全英」の舞台となるのは、今年が初めてとなる。
今年の日本勢は8人が出場を予定しており、米ツアーメンバーから宮里藍、宮里美香、上田桃子が参戦する。国内ツアーの資格(8月14日時点での賞金ランク上位5名)からは、若林舞衣子、大江香織、木戸愛、一ノ瀬優希、原江里菜が出場権を獲得。いずれもメジャー初挑戦となるフレッシュな面々が顔を揃えた。上位有資格者の多くが出場を辞退したために、優先順位が大きく繰り下がり巡ってきたビッグチャンス。若きチャレンジャーたちが、初めて踏む大舞台で世界の強豪に挑む。
そして、大会3連覇への期待が高まるディフェンディングチャンピオン、ヤニ・ツェン(台湾)。メジャー競技に昇格した01年以前も含め、大会3連覇となれば初の偉業となる。開幕戦から出場5試合で3勝を挙げ、昨シーズンの年間7勝を上回るペースで勝利を重ねていたヤニだが、7月から8月にかけての4試合で3度の予選落ちを喫するなど万全な状態とは言いがたい。それでも、メジャーでの圧倒的な強さは誰もが知るところ。今年も優勝候補の筆頭であることに疑いの余地はない。
アマチュアでは、8月の「CNカナディアン女子オープン」でツアー最年少優勝記録を塗り替えた15歳のリディア・コー(ニュージーランド)にもっとも注目が集まるだろう。チェ・ナヨン、リュー・ソヨンら韓国勢、ポーラ・クリーマー、クリスティ・カーら6年ぶりのタイトル奪取を狙う米国勢。そして、ホームの声援が後押しするカトリーナ・マシュー(スコットランド)、スーザン・ペターセン(ノルウェー)ら北欧勢。今年も世界の強豪たちが、技術と精神力のすべてを注ぎリンクスとの戦いに臨む。
【主な出場予定選手】
ヤニ・ツェン、チェ・ナヨン、P.クリーマー、S.ガル、C.カー、C.マシュー、S.ルイス、S.ペターセン、A.ムニョス、M.プレッセル、リュー・ソヨン、申智愛、M.ウィ、宮里藍、宮里美香、上田桃子、若林舞衣子、大江香織、木戸愛、一ノ瀬優希、原江里菜、上野藍子、L.コー(アマ)