一時は首位に並ぶ好プレー。初日を1オーバーで終えた若林舞衣子

今年、「全英リコー女子オープン」に初出場している若林舞衣子。大会初日、午後スタートの若林は1番をボギーとしながらも、4番、7番、9番（パー3）と前半に3つのバーディを獲って通算2アンダーでハーフターン。一時は首位に並んで、リーダーズボードにもその名前を載せた。

しかし、11番で折り返すと左からの海風へと風向きが変わる。「私はドローヒッターなんですけど、計算が全然合わなくてラフに入ってしまって・・・。でも、ダボにしなかったのがよかったです」。11番ではティショットが左ラフに入り、あわやロストボールのピンチ。「奇跡的に」見つかって、ボギーで切り抜けたが、14番も右ラフ、左の山の上、そして再び右ラフに入れ、そこから3mに寄せてのボギーと、ぎりぎりの戦いが続いた。

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「途中、ピンチがたくさんあって、どうなることかと思いました」という若林だが、結局3バーディ4ボギーの「73」、通算1オーバーの29位タイで初日を終え、「悪いなりにもよくやったと思います」と充実した表情を見せた。

バッグは地元キャディに担いでもらい、「私の最高に上げた番手よりも1つ上の番手を言われたりしたけど、打ってみたらぴったりだった」と、風の中の読みはキャディを信頼。また、昨夜岡本綾子師匠に電話して不安を打ち明けると、低い球を打つためのアドバイスと共に「条件はみんな一緒なんだし、初挑戦なんだから楽しみなさい」と励ましの言葉をもらった。

耐えて、信じて乗り切った初日。「明日も冷静に、セーフティな判断ができるようにやりたいです」と、2日目をしっかり見据えた。（英国ホイレイク／今岡涼太）