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2011年 全英リコー女子オープン
期間:07/28〜07/31 場所:カーヌスティゴルフリンクス(スコットランド)

C.マソンが首位奪取! 美香8位、藍は予選落ち

スコットランドのカーヌスティGLで開催されている、今季海外メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」の2日目。「全英」らしからぬ穏やかな天候に恵まれ、上位では熾烈なバーディ合戦が繰り広げられた。単独首位に立ったのは、この日「65」をマークしたカロリン・マソン(ドイツ)。通算10アンダーで朴仁妃ミーナ・リー(ともに韓国)が続いている。前年度覇者のヤニ・ツェン(台湾)は「66」とし、通算7アンダーの単独7位に急浮上した。

日本勢では、宮里美香が3ストローク伸ばし、通算6アンダーの8位タイと上位をキープ。上田桃子は通算4アンダーの18位タイ、佐伯三貴茂木宏美は通算イーブンパーの47位タイで決勝ラウンドに進んだ。一方、宮里藍不動裕理は通算3オーバーの76位タイに終わり、2打及ばず予選落ちを喫した。横峯さくらも通算7オーバーで決勝ラウンド進出はならなかった。

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<首位マソンを追う韓国勢>
大会2日目も、スコットランドリンクスの象徴ともいえる雨・風・寒さはその牙を隠したままだった。1日中、穏やかな天候となったこの日、6,490ヤードと距離が短いカーヌスティは女子のトッププロたちによって次々に攻略されていった。

この日のベストスコア「64」をマークしたのは、朴仁妃朴セリの2人の韓国人。朴仁妃は通算10アンダーとして2位タイ、朴セリは通算8アンダーの4位タイへと浮上を果たした。「今はとてもスコアを出しやすい状態だけど、ここはリンクスコース。明日どうなるかは分からない」と朴仁妃朴セリは「キャディの言うとおりにプレーした。あまり考えずにシンプルにプレーしたのが良かった」とほほ笑んだ。初日首位のミーナ・リーも三つスコアを伸ばして2位タイに踏みとどまるなど、相変わらず韓国勢が強さを見せている。

<ディフェンディングチャンピオンのヤニが急浮上!美香も続く>
昨年のチャンピオン、台湾のヤニ・ツェンがようやくエンジンを掛けてきた。この日の序盤はバーディが来ればボギーも来るという展開だったが、14番(パー5)で2打目をピンそば1.5mにつけてイーグルを奪うと、そこからラストスパート。15番、17番でもバーディを奪い、この日「66」、通算7アンダーへとスコアを伸ばし、首位と4打差の7位へと浮上してきた。

そのヤニと同組で回った宮里美香も食らいつく。1番で幸先良くイーグルを奪うなど、この日も三つスコアを伸ばして通算6アンダーでホールアウト。惜しいチャンスを決めきれなかったパッティングを課題に挙げたが、好調なショットを維持したままで決勝ラウンドへと進出した。

<藍、さくら、不動は予選落ち>
日本勢期待の宮里藍横峯さくら、そして不動裕理の3選手が予選落ち。調子は悪くないがマネジメントが問題だったという宮里。ここ4試合では、予選落ち、6位タイ、優勝、予選落ちと好不調の波が目立っている。一方で横峯と不動は自身の調子が万全とはいえず、リンクスコースの罠を回避することができなかった。

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