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Y.ツェンが圧勝で開幕戦を制す! 美香は13位

タイのサイアムCCで開催されている、2011年の米国女子ツアー開幕戦「ホンダ LPGAタイランド」の最終日。単独首位からスタートしたヤニ・ツェン(台湾)が序盤からバーディを重ね、通算15アンダーで逃げ切り勝利。この日のベストスコアとなる「66」をマークし、2位以下に5打差をつける圧勝でツアー通算6勝目を飾った。

通算10アンダーの単独2位にミッシェル・ウィ。通算9アンダーの3位タイに、カリー・ウェブ(オーストラリア)とキム・インキョン(韓国)が続いている。首位に5打差、7位タイからスタートした宮里美香は2ストローク落とし、通算2アンダーの13位タイに後退してフィニッシュ。上田桃子は通算1オーバーの18位タイ。大会連覇がかかっていた宮里藍は、通算4オーバーの29位タイで終えている。

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世界一の貫禄!3週連続優勝&今季4戦4勝

今大会を前に初の世界ランク1位に躍り出たヤニ・ツェンだが、今年の勢いと強さは止まるところを知らない。ヤニの今季初戦は1月に台湾で行われたアジアン女子ツアー第2戦の「日立クラシック」。2位に3打差をつけて優勝を飾ると、今大会前の2週間は欧州女子ツアーの「ISPS HANDAオーストラリア女子オープン」「ANZ RACV レディースマスターズ」を連勝。今大会を含めて3週連続優勝の上に、今季4戦4勝という離れ業をやってのけた。

この日はミシェル・ウィとの2サムでの最終組。1番でティショットを右バンカーに入れ、レイアップを余儀なくされたヤニに対し、ウィは2打目でグリーン右のバンカーまで運ぶと、バンカーショットはピンをオーバーして反対側のラフまで達してしまうが、そこから起死回生のチップインバーディ。3度4度とガッツポーズを繰り出した。

「プレッシャーはありました。特に1番でミッシェルがチップインを決めて、ギャラリーも大歓声を上げていたので、自分のプレーに集中しようと思いました」。ヤニは直後にピン上6mのバーディパットを入れ返すと、左手でパターを挙げてから、右手でゆったりとしたガッツポーズを見せた。

中盤まで激しいバーディ合戦を繰り広げた両者だったが、後半息切れしたウィに対し、ヤニはさらに3つスコアを伸ばして逃げ切りV。ヤニ時代の到来を予感させるに余りある圧勝劇だった。

I.K.キムは17番で力尽きる

初日にコースレコードタイの9アンダーで飛び出したI.K.キムは、最終日は首位と1打差でスタート。終盤まで優勝争いに食らい付いていたが、17番でアプローチを3度ミスして+5の大叩き。それでも18番でバーディを取り返して、通算9アンダーの3位タイで今季初戦を終えた。

日本人最上位は宮里美香

開幕前からスタートダッシュを目指すと公言していた宮里美香は、最終日は「74」とスコアを伸ばせなかったものの、通算4アンダーの13位タイでフィニッシュ。「最終日は少し納得いかないけど、4日間ショットは安定していたし初戦にしては良い感じなので、悔しい半分、まあいいかなというのもあります」と、収穫ある4日間を振り返った。

関連リンク

2011年 ホンダLPGAタイランド



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