上下ピンクの笠りつ子が3位タイに食い込む
1998年 再春館レディース
期間:03/20〜03/22 場所:熊本空港CC(熊本)
服部道子、逆転のプレーオフ勝利!
「せめて1日、アンダーパーでプレーしよう」と前向きの気持ちでスタートした。タフなコースの最終日、気持ちとは裏腹に逆に落ち込みそうになるプレーをじっと我慢し続けた選手の頭上に勝利が輝いた。服部道子、結果パープレーでトータル1アンダー。追い込んだ具玉姫とのプレーオフは服部の勝ち。
服部はバーディ2つの後にボギー2つ。インに入ってまたバーディをとると終盤の15番16番でボギー。最終18番のバーディでようやく帳尻を合わせ、プレーオフに持ち込んだ。
「ほんとに、ほんとに嬉しいです。最後まであきらめないでやろうと思ってました。具さんのスコアは分かってました。18番は絶対にバーディを取ろうという気持ちでした」
プレーオフの死闘は3ホール目でようやく決着がついた。「世界の具玉姫さんですから。こんな大スターと戦って勝ったというのは自信につながります。この優勝で止まったらダメで、コンスタントに上位で戦いたいですね」という服部。昨年の2勝に続く今季早期の勝利だけに、手応えは十分という印象だ。もともと実力ある選手、今年は化ける可能性十分。
具玉姫は本割りでは5バーディ、3ボギー。惜しくも勝利を逃がした。「やっぱり勝つ人はパットを入れます。服部さんは本戦もプレーオフも、よく決めていました。今日は私の日ではなかったという感じでしょう」
これも話題の中学生・古閑美保。大人のプロの中で大健闘しての13位タイ。「上がり連続バーディです。今日はいちばん楽しくプレーできました。応援団がいっぱい来てくれました。ボギーを打っても暗い顔をしちゃいけないと思いながらプレーしました」
ティグラウンドのアナウンスで「永久シード選手」と知って、すごいなぁと感心したト阿玉より良いスコアで回れたのが嬉しかったという。「プロの人ってスゴイなーと思いっぱなしの3日間でした」