2009年 リゾートトラストレディス
期間:06/05〜06/07 場所:ザ・カントリークラブ(滋賀)
波乱の幕開け!首位は三塚優子、有村智恵が粘って2位スタート
国内女子ツアー第12戦「リゾートトラストレディス」が、滋賀県のザ・カントリークラブで開幕。初日は朝から冷たい雨が降り続け、午後からは風も吹き始める悪条件が重なった。3アンダー単独首位でホールアウトしたのは、今季開幕戦で優勝し、現在賞金ランキング2位の三塚優子だった。
2番の3パットによりボギーが先行した三塚だが、その後4つのバーディを奪った。練習ラウンドでは2オンが可能だったパー5では、この日のコンディションでは不可能と判断し、レイアップする作戦に徹した。「今までの自分なら、2オンを狙えないことでフラストレーションが溜まることもあったが、最近はこういうゴルフも覚えてきました」と、自身のゴルフ感の成長を実感していた。
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1打差の2アンダー単独2位は、現在賞金ランキング4位の有村智恵。先週の大会も優勝争いをした有村が好調なゴルフを維持している。「ドライバーショットが不安定なわりには、スコアをまとめることができました」。前半は1オーバーと苦しいラウンドの有村は、後半に3バーディを奪い順位を上げてきた。
さらに1打差の1アンダー3位タイには、福嶋晃子、若林舞衣子、諸見里しのぶ、横峯さくら、馬場ゆかり、叶莉英(イエ・リーエン)の6人が並んでいる。中でも馬場は、前半に5ホール連続バーディを奪う快進撃をしていたが、終盤の14番でOB。さらに15番で池に入れ2連続ダブルボギーを叩いてこの位置に後退。
さらに、福嶋晃子も最終18番パー5で2打目がグリーン手前の池に捕まりボギー。諸見里しのぶは同じ18番で2打目を刻んだが、残り70ヤードの3打目で池に入れてしまいダブルボギー。上位で終盤を迎えた3人には信じられない展開となってしまった。
また、注目選手では、左手首に故障を抱え2試合連続で棄権が続いている古閑美保が、痛めている手首をかばいながらのラウンドで4オーバー39位タイ。大会連覇を狙う全美貞(韓国)は、6バーディ、2ボギー、2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで、イーブンパーの9位タイとなっている。