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佐伯三貴が初の2週連続優勝&2度目の大会制覇

2013/04/28 15:00

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 最終日◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6,367ヤード(パー72)

日本の名門コースとして名高い川奈を制したのは、07年大会の覇者・佐伯三貴だった。コースの攻め方を知る佐伯は、単独首位で迎えた最終日も5ストローク伸ばして通算14アンダー。2位に3打差をつけてツアー初優勝を果たした思いでの地で、自身初の2週連続優勝を果たした。通算14アンダーはトーナメントレコード更新、そして川奈での複数回優勝も佐伯が初の達成となった。

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通算11アンダー単独2位は横峯さくら。通算6アンダー6位タイでスタートした横峯は、佐伯と同じく5ストローク伸ばしたが、その差を詰めることはできず今季開幕戦以来の2位フィニッシュ。

単独3位は通算10アンダーのカン・スーヨン(韓国)、4位タイに通算8アンダーの表純子テレサ・ルー(台湾)の2人が並んだ。ツアー初優勝を狙った酒井美紀は通算5アンダーの9位タイ。アマチュアの保坂真由は通算1アンダー26位タイとなった。

<「ぶっちぎってやろう」 佐伯、盤石の2週連続優勝>
先週は、オフに受けた首の手術を乗り越えての涙の今季初勝利。そして今週、自身初の2週連続優勝を飾った佐伯に涙は無く、1メートルのウィニングパットを沈めたあとは両手を天に突き上げ、満面の笑みでギャラリーの歓声に応えた。最終組を回ったツアー未勝利の酒井とテレサの挑戦を退け、危なげなく18ホールを完走する貫禄の勝利だった。

昨年、首位に3打差で迎えた最終日でトリプルボギーを叩いた1番スタートホール。リベンジを誓って臨んだ1年後の今日、フェアウェイからの2打目をピン手前4メートルに運び、2パットでパー発進とした。「よし。今年はいけるかも」。続く2番では4メートルのチャンスを決めてバーディ先行。早くも佐伯の勝利を予感させる、序盤2ホールの滑り出しだった。

4番、5番と続くパー5も確実にバーディを奪取。テレサも4番からの3連続バーディで追いすがるが、9番でボギーを叩いた以降は失速を見せる。「バーディは来ていたので、今日はぶっちぎってやろう」。後続に3打差のリードをつけてサンデーバックナインも2つのバーディを奪い、トーナメントレコードを3ストローク更新する会心のプレーで川奈を制圧した。

シーズン8試合目にして、早くも今季2勝目。賞金ランキングでも森田理香子を抜いてトップへと躍り出た。「3勝目、4勝目と重ねていって、最高の年にしたい。あとはメジャーで勝つことが、今年の目標」。一時はゴルフ生命の危機すら抱いた苦難の時期を乗り越え、手にした初めての2週連続優勝。「家族やトレーナー、仲間の励ましに本当に助けられた。今は、試合に出られることが幸せです」。周囲への感謝の気持ちとともに、“最高の年”へ向けて歩みを進める。

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2013年 フジサンケイレディスクラシック



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