O.サタヤの最新クラブセッティング
2013年 ヤマハレディースオープン葛城
期間:04/04〜04/07 場所:葛城GC山名コース(静岡)
O.サタヤが単独首位!大山、森田も好スタート
2013/04/04 17:08
◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 初日◇葛城GC 山名コース(静岡県)◇6,549ヤード(パー72)
今季の開幕戦で初日に2位につけ、最終的に3位タイに入ったタイのO.サタヤが、6アンダーをマークして単独首位に立った。14番から3連続バーディを奪うなど6つのバーディを積み重ねたサタヤ、ツアー優勝も狙える実力者だけに、残り3日間の戦い方が注目される。
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首位と1打差の5アンダー2位タイには大山志保、新坂上ゆう子、下川めぐみの3人。先週は地元宮崎県で行われた「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で3位タイに食い込んだ大山が好調をキープしている。
好調さでいえば、開幕戦の優勝以来、3位、2位、3位タイと絶好調の森田理香子が、今週も4アンダーの5位タイと好スタートを切った。難コース葛城で4バーディ、ノーボギーのゴルフを披露した森田。今季2勝目にむけて絶好の位置につけた。
森田と同じく5位タイには、2年連続優勝を狙う笠りつ子をはじめ、馬場ゆかり、若林舞衣子、イ・ボミ(韓国)など8人が並んでいる。その他注目選手では、韓国の若手で昨年アマチュアとして「サントリーレディスオープン」を制したキム・ヒョージュが、2週連続優勝を狙う堀奈津佳と並び1アンダー23位タイ。横峯さくらはイーブンパーの40位タイとなっている。
<大山、得意とするパンチショットのアレンジが奏功>
現在、2週連続でツアー初優勝者が誕生中。今週も初優勝者が生まれて3週連続となれば、1988年のツアー制度施行後では6年ぶり5度目となるツアー記録に並ぶ。その流れは今週も続き、2位タイまでの上位4人のうちツアー未勝利者が3人占める中、ツアー通算12勝と別格の実績を誇る大山がその一角に食い込んだ。
地元宮崎県で開催された先週「アクサレディス」の、初日単独首位に続く好スタート。「ショットは、先週よりも良くなっています」と、手応えはさらに増している。初日こそ好調だったものの、最終日には「(スイングの)トップがバラバラで、腕と(体に)同調性が無かった」とブレが目立ったショットの修正が奏功。その主軸となったのは、得意とするパンチショットのアレンジだった。
「一番得意なパンチショットの延長上のスイングをしよう」。試みたのは、ドライバーからアイアンまで7割から8割ほどの力に抑え、体重移動を増やす“パンチショット風のフルスイング”だ。「良い感じでダウンブローに打てて、同調もしていた」とアイアンは次々とピンに絡み、スタートホールの1番から3ホールで3つのバーディを先行。後半に入っても12番で2メートル、13番で1メートルにつけての連続バーディで首位に肉薄した。
「先週の地元で、良い気分でショットが振れてきた。ギャラリーを沸かせたいといつも思っているし、皆さんが盛り上がってくれるように元気いっぱいにプレーしたいです」。先週地元で浴びた大声援を、当地静岡でも再現してみせる。