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無罰問題でLPGAが全面謝罪 吉田弓美子「先に進むための説明会」

前週の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初勝利を飾った堀奈津佳が、初日にボールを拾い上げて置き直す特別ルールで誤った処置(※)をしながらも無罰とされ、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の裁定に疑問の声が挙がっていた問題。

LPGAは2日(火)、「ヤマハレディースオープン葛城」が開催される葛城GCで選手に対して説明会を開き、選手に伝達するためのルール告知文章に不備があったことを認め全面謝罪。選手側に理解を示した。

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今回の説明会をLPGAに要請したミーティング委員長の吉田弓美子は、「結果をくつがえすことはできないし、そういうことで選手を集めたわけではない。どのような経緯であの裁定に至ったのかを全ての選手が知る権利があるし、早急にみなさんに伝えて欲しかったので、あの場を設けてもらった」と、その趣旨を説明する。

それでは、全ての選手が納得したのか。「時間もありませんでしたし、みなさんの個々の感情もあるので、“どうなんだろう?”という気持ちはある」と正直な心情を明かす。その上で、「これ以上の混乱を避け、先に進むための説明会。協会と選手たちが協力して、二度とこのようなことは起こらないようにしよう、という総意は得られたと思う」と続けた。

その一方、曖昧なルール告知文章に対して競技委員への確認を怠ったことに、堀にもプロゴルファーとして過失があった意見が挙がっているのも事実。「堀さんはファンや関係者からだけではなく、これからは選手全員にも見られる立場になるかもしれない。その覚悟を持って最終日に臨んだんだと思う」と、複雑な表情を浮かべた。(静岡県袋井市/塚田達也)

(※)LPGAが意図したルールは拾い上げた場所にボールを戻す“リプレース”だったが、その旨がルール告知文章に明記されておらず、堀は6インチの範囲内にボールを移動して戻せる別ルールと誤認。初日に数回、ボールを元の位置から移動してプレーを続けていた。

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2013年 ヤマハレディースオープン葛城



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