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有村が単独首位発進! 櫻井と川原が1打差で続く

◇国内女子◇meijiカップ 初日◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6,490ヤード(パー72)

コースレコード(63/08年最終日)を持つ好相性のコースで、有村智恵が躍動を見せた。7バーディ、2ボギーの「67」をマークし、混戦の上位争いから一歩抜け出す5アンダー。今季初めての単独首位発進を遂げ、シーズン3勝目に向けて好スタートを切っている。

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4アンダーの2位タイに、いずれもツアー未勝利の櫻井有希川原由維。3アンダーの4位タイに、アマチュアで高校3年生の藤田光里のほか、金田久美子野村敏京ヤング・キム(韓国)が続く。横峯さくらは、前年大会覇者のフォン・シャンシャン(中国)らと並びイーブンパーの28位タイ。2週間前の「サマンサタバサレディース」でツアー初勝利を飾った木戸愛は、5オーバーの87位タイと大きく出遅れている。

有村智恵が、早くも復調で首位発進!>
ここ数試合、ショットに違和感に悩み続けた有村の姿は、そこにはなかった。東北高校の後輩である木戸愛菊地絵理香と9時21分にティオフした有村は、1番から早速後輩たちを牽引するようにバーディ発進としたが、続く3番では、2打目をグリーン右に外して寄せきれずボギー。6番(パー5)では左ラフからの3打目をピン左手前約5mにつけてバーディを取り返し、続く8番、9番(パー5)では3m、約50cmを沈めてスコアを重ねた。

後半に入ってもその勢いは衰えず、「今日は3m以上のミドルパットが決まってくれた」と、12番(パー5)では5m、15番では8mを沈めて首位タイに躍り出た。さらに17番(パー3)ではティショットをピン横1mにつけるショットでギャラリーを沸かせると、これをねじ込み単独首位に立った。それでも、「まだ自分の納得できる良い感触まではきていない。あと2~3割は必要」と、この結果にもぎりぎりの及第点とした。

「まだまだ気持ちよく振れている感覚ではない」と自身のスイングを分析。「イメージを1球1球完全に出していかないと打てないので、今日はその集中力が、逆に良い結果としてつながった」と振り返った。過去08年には2位タイ、昨年は4位と、好成績を残している大会だけにコースとの相性の良さも認めている。数少ない国内の洋芝にも「(良い悪いの)ショットの差が歴然なだけ、楽しめる」と良いイメージで臨んでいる今大会で今季3勝目を狙う。

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