「調子はまずまず」と笑顔を見せた木戸愛。優勝後初のトーナメントにも気負うことなく初日に臨む。

国内女子ツアー「サマンサタバサレディース」でツアー初優勝を飾った木戸愛が、明日3日（金）に開幕する「meijiカップ」のプロアマ戦に出場。18ホールをラウンドし、入念にショットとコースの感触を確かめた。

初優勝を飾ったあとのオープンウィークは、「ゆっくり家族と食事をしたり、練習していました」と近親者だけで祝勝会をあげた。「優勝したからといって何かが変わるわけではない。いつもどおりの感じです」と貫禄さえ感じるリラックスした様子で、「調子はまずまず。今週はまた新しい1週間なので、自分のやるべきことに集中して頑張りたい」と気負わず明日の開幕を迎える。

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そして先月26日に行なわれた「2012年LPGA最終プロテスト」に挑んだ妹・侑来（ゆきな）の応援に、会場に足を運んでいた木戸。結果、不合格となってしまったが、「侑来の悔し涙を見て、私ももっと努力しようという気持ちになりました」と、妹に与えられた試練がさらなる意欲を掻き立てた。

「侑来はすでに気持ちを切り替え練習に励んでいます。互いに新たなスタートでやっていこうと2人で話し合いました。もちろん結果だけを見れば残念ですが、お互いにとって良い方向に進んでいます」と、妹を気遣う優しさを見せた。

寝不足覚悟で見ているというロンドンオリンピック。過去に水泳をやっていたという木戸は、「たとえ悔しい結果でも、前を向く選手のコメントに感動するし、良い刺激をもらえている」と話す。ロンドンで大健闘を見せる日本人選手に負けじと、木戸は2戦連続優勝という高い山に挑む。（北海道北広島市／糸井順子）