1打差で逃げ切り3年前の借りを返した佐伯三貴

千葉県のグレートアイランド倶楽部で開催されている、国内女子ツアーの第32戦「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の最終日。初日から首位をキープした佐伯三貴が、通算10アンダーまでスコアを伸ばし2位に1打差でツアー2勝目を果たした。

スタートの1番でバーディを奪った佐伯は、5番、6番、そして8番でもバーディを奪い11アンダーまでスコアを伸ばした。この時点で2位に4打差をつけていたが、後半に入ると、韓国のイ･ナリや中田美枝が1打差に迫り佐伯にプレッシャーを与える。

＜＜　下に続く　＞＞

3年前のこの大会で最終日にスコアを伸ばし優勝まであと一歩だった佐伯だが、この時は18番で2打目を池に入れてしまい、3人でのプレーオフに突入。そのプレーオフでも1ホール目に池に捕まり悔し涙を流した。そのリベンジを見事に果たし3年ぶりのツアー2勝目を掴んだ。

通算9アンダーの単独2位は中田美枝。通算8アンダーの単独3位は、最終18番で攻めに行った2打目がグリーンをオーバーしボギーとなったイ・ナリ。そして通算6アンダーの4位タイに竹末裕美と賞金女王へ向けて賞金を積み重ねるアン･ソンジュの2人が並んだ。そのアンを追いかける立場の横峯さくらは、大山志保と並んで通算4アンダーの7位タイで、アンとの差を詰めるどころか、少し引き離されてしまった。