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片山晋呉がプレーオフを制す! 石川遼は5位タイ

静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開催されている、国内男子ツアーの第22戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日。午前中は小雨がパラつく程度だったが、午後に入ると雨脚が強くなり、終盤には霧も出始めるなど過酷な状況下での戦いとなった。

2位の片山晋呉に2打差をつけ、通算15アンダーの単独首位からスタートした今野康晴は、出だしの1番パー4で今週55ホール目にして初となるボギー。その後は6番、11番、12番でバーディを重ねるが、15番でボギー。16番でバーディを奪った直後の17番もボギーとし、通算16アンダー。ともに最終組を回る片山に1打差に迫られ、最終18番パー5を迎える。

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ここで片山が3打目のアプローチを確実に寄せてバーディフィニッシュとし、通算16アンダーで今野の結果を待つ。一方の今野は3打目をピン奥4メートルにつけるが、このウィニングパットを外してパーとし、片山と並んでホールアウト。霧が立ち込める中、決着は最終18番の繰り返しによるプレーオフに委ねられた。

その1ホール目。2打目を3Wでグリーン左奥まで運んだ片山に対し、今野は2打目を刻んで3打目勝負。ピン奥3.5メートルにつけて片山にプレッシャーをかけるが、ここで片山がパターでピンそば1メートルに寄せ返す。バーディパットを外した今野に対し、片山がこれを沈めてバーディを奪い決着。今大会初勝利を挙げるとともに、賞金総額を2位の矢野東に約4,500万円つける約1億7,500万円とし、賞金王奪還に大きく前進した。

通算14アンダーの単独3位には、この日のベストスコアタイとなる「65」をマークした甲斐慎太郎。一時は首位に並ぶバーディラッシュを演じたが、終盤16番からの3連続ボギーが響く結果となった。通算13アンダーの単独4位に松村道央。通算12アンダーの5位タイに、ともに3ストローク伸ばした石川遼と、トレバー・イメルマン(南アフリカ)が続いた。今田竜二は通算11アンダーの7位タイで今大会を終えている。

2008年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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