2008年 マイナビABCチャンピオンシップ

石川遼、プロとして史上最年少でツアー制覇

石川遼
「今までゴルフをやってきて一番嬉しい」と、プロとして初めてツアー優勝を飾った石川遼

兵庫県にあるABCゴルフ倶楽部で行われている国内男子ツアー第20戦「マイナビABCチャンピオンシップ」の最終日、天候に恵まれた会場には、深堀圭一郎広田悟、そしてプロとしてのツアー初優勝を目指す石川遼の最終組での戦いを一目見ようと、最終日としては今季開幕戦に続き2番目に多い、12,937人の大ギャラリーが詰め掛けた。

深堀9アンダー、広田8アンダー、石川6アンダー。深堀が1番でボギーを叩き、その差はすぐに2打に詰まった。4番パー5で石川はピンそば1.5mにつけてバーディ。続く5番でも4mのフックラインを沈め、あっさりと深堀に追いついた。

だが、続く6番パー5で、石川は2打目まで絶好のショットを見せながら、3打目はグリーンをオーバーし、奥のラフに打ち込んでしまう。このホールをボギーとし、逆にバーディを奪った深堀との差は、2打に広がった。

「前半は頭が真っ白で、気付いたら後半だった」という石川。15番パー5で、2打目をグリーン奥のラフに運ぶと、そこからあわやチップインイーグルの見事なアプローチを見せ、バーディを奪う。10番でボギーを叩いた深堀と、この時点で再び首位に並んだ。

続く16番、「始まる前から、上がり3ホールは勝負をかけて行こうと思っていた」という石川は、8mのバーディパットをねじ込んで力強いガッツポーズを見せる。これを見た深堀は、思わず3パットのボギーとし、石川がついに単独首位に立った。

2位と2打差の首位で迎えた最終18番パー5。「ティを挿す時に手が震えていて、漫画みたいだった」という石川は、ティショットを左斜面のラフに入れてしまう。石川は池越えとなるグリーンも迷わず7Iで狙ったが、僅かに届かず、球は斜面を転がり落ちて池に落ちた。

しかし、ここからウォーターショットで3mにつけ、2パットでパーセーブした石川は、最終ホールでバーディを奪った深堀をわずか1打抑えて、プロとして初めてのツアー優勝。17歳1ヶ月15日でのツアー優勝は、プロとしての史上最年少優勝記録を3年以上縮める新記録となった。2位は通算8アンダーの深堀、3位には広田悟が続いた。

石川遼
16番で単独首位に立つバーディパットを沈めた石川遼
石川遼
18番の第3打、ハザード内から見事にウォーターショットを決めた!
石川遼
ウィニングパットを沈めた石川遼は、雄叫びをあげた!
石川遼
感極まった石川は、感激の涙を抑えることが出来なかった。
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