トーナメント初解説!佐藤信人の目/タイランドオープン2日目
1997年 ミズノオープンゴルフトーナメント
期間:06/26〜06/29 場所:朱鷺の台CC(石川)
B.ワッツ、今季初勝利。一気にランク3位へ浮上。
この朱鷺の台には何故か相性のいいブライアン・ワッツ。最終18番で見事な4アイアンのショットで1ピンにつけ、だめ押しのバーディ。この日を69として大会3度目の優勝を飾った。「優勝は去年のフジサンケイ以来。ずっと遠ざかっていたから、とても嬉しい」
今年も何回かチャンスはあった。「でもキリンオープンは風が強くてボギーばっかり。中日クラウンズは最終組がジャンボ、ノーマン。ギャラリーはすごかったし、ジャンボに4メートルを決められてチャンスが消えて・・・」ようやく3度目の正直。賞金ランキングも3位へ浮上。 全英オープン出場の後は3週間休んで全米プロへ出る予定とか。
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伊沢利光は惜しかった。最後まで肉薄したが、結局2打差の2位。「最終ホールに来て、もし2位タイになったら全英がどうなるのか、考えてしまった。ずっと檜垣のことばかり意識していたら、いつのまにか中村 (通)プロが上がってきているし」
パーに決めて単独2位。これで全英オープンの出場は決めた。しかし「全英のことより、今週勝ちたかった・・」と伊沢。そうでしょうね。全英では「なんとか4日間プレーしたい。初日10オーバー、2日目で20オーバーなんてことにならないように」
この7週間の通算で全英オープン出場権利を得たのは、既に権利を持っているジャンボ尾崎、丸山茂樹、ワッツの3人を除くと、宮瀬博文、佐藤信人、伊沢利光、森茂則、尾崎直道の5人。次点となったのが中村通。そして檜垣繁正。今週48位と不調の佐藤信人は「今、調子が悪いんで、どこまでできるか不安です。ワーストストロークにならないように頑張ります」 そう。世界の晴舞台ですからね。がんばって下さいね。
蛇足ですが、中村通プロに全英出てもらうのも面白そうだったんですが。けっこうロイヤル・トルーンにはまりそうな気もします。出場枠が6人ならよかったのに。