<涙のシード復活! 細川和彦もまた、賞金王の頑張りに刺激を受けて・・・>
1998年 Philip Morris Championship
期間:10/29〜11/01 場所:ABC GC(兵庫)
杉本周作、スコアを伸ばす。2差でフランコ!
3日目は杉本周作が67とスコアを伸ばして首位に立った。2打差で追うのはパラグアイのC.フランコ。前日首位の横尾要はイーブンとして3位に後退。尾崎健夫も同じく3位集団。
杉本周作はボギーなしの5バーディ。「危ないパーが随所にあった。バーディもよく長いパットが入ってくれました」
優勝の意識はまったく湧いてこないという。「3600万円の賞金だからなんて考えていません。もっと安い賞金でもいい。いいゴルフをして1位になりたいです」 そうは言っても、スタートホールでは意識してしまうかも知れない。また「いきなりボギーでも叩いたら、そのときは順位を計算するかも」と言う。正直。
C.フランコが久しぶりにノッている。13番から3連続バーディ。ショット絶好調。「しっかり打てていた。本当だったら65~66で回れる内容だったね」
ボギーを2コ叩いたがその原因は「つまらない3パット」だったそうだ。「後半はせっかく連続バーディで波にのれそうだったのに、上がり3ホールで集中を欠いてしまった。理由はわからないが、とにかく悔しい」 日本での試合は今季これが最後になる予定という。米ツアーを目指している。
細川和彦は「勝ちたい! 若手が頑張っているのが刺激になっている。なにが何でも優勝というんじゃなくて、2位でも3位でもいい。いい試合にもっていきたい」
横尾要はちょっと不本意。「ボギー打ち過ぎ。耐えるゴルフでした。明日に引きずらないようにしないと・・・」
尾崎健夫は出足不調。最後の最後、18番でイーグルがきた。これで71。「何はともあれいいパットで上がろうと思ったら入ったんだ。1回で入れようなんてぜんぜん考えていなかったんだけどね」
明日も混戦になりそうだ。