フェニックス歴代覇者は上位で決勝ラウンドへ
1998年 サンコーグランドサマーチャンピオンシップ
期間:08/06〜08/09 場所:サンコー72 CC(群馬)
片山晋呉、乗竹正和が首位へ浮上!
風がほどんどないため発表の「29.9度C」が信じられないような暑さだった。暑さはこたえる。懐かしの40歳、湯原信光は2日目73と後退した。代わって上がってきたのは若い片山晋呉、そして前日2位の乗竹正和。宮瀬博文も踏ん張っている。
椎間板を痛めての病気上がり(?)の片山晋呉はアウトを5バーディ。それぞれ2連続、3連続と固め打ちした。「まだリハビリ中なんです。でも暖かい分にはなんとかやれます。今日は暖かいというには限度を越えてますかね」と笑う。
<< 下に続く >>
昨日は23パット。今日は22パット。「グリーンにあまり乗っていないから」とはいえ、少ないパット数だ。乗らなければパー。乗ればバーディという感じのラウンドだった。「あと3カ月くらいはまだ練習できないでしょうね。人が5球打つところをボクは1球。だから1球に対する思い入れが違うと思います」 今日はずっと集中力が切れなかった。
33歳の乗竹正和が健闘している。「最初にボギーが来たのでイヤな感じがしたんですが、アイアンがけっこう良かった」という。「気負うほどの実力もありません。でもこういうチャンスはなかなかないですから、自分でできる限りのゴルフをしたいです」という乗竹、実はこれまで賞金ランクで100位以内に入ったことはない。
インからスタートの宮瀬博文はボギー2つ入りの69。「18番で一発ドライバーが当たったんです。当たったなと思ったら次の1番から良くなって」バーディが来始めた。
宮瀬も首部にヘルニアの持病がある。久々の上位。「今年は優勝争いってないですね。でもそろそろ。後半は巻き返します。今は体調万全ですから」