強豪退け今季2勝目!賞金ランクもトップ!S.K.ホが本格化!/JCBクラシック仙台
1998年 JCBクラシック仙台
期間:06/04〜06/07 場所:表蔵王国際GC(宮城)
丸山届かず。水巻が逃げきって大会2勝目!
丸山茂樹の復活は本物と見てよさそうだ。最終日、完全逃げきり態勢かと思われた水巻をインに入ってから猛烈に追い上げた。惜しくも1打届かなかったとはいえ、単調になりそうだった試合展開を面白くしてくれた。
丸山は18ホールで23パット。「いかに乗らなかったか分かるでしょ。でもこれだけ拾ったんだから進歩してるよね」
18番でなんとかバーディを取りたかった。「ほんとはピタッと付けて重圧をかけたかった。水巻さんのスゴサに尽きます。自分の世界に入りこめる人、ボクも見習わなくっちゃね」
水巻善典は93年に続く大会2度目の優勝。前日「いつものペースでコツコツいくよ」という言葉通りの堅実なプレーを見せての勝利。
アウトで5バーディ、1ボギー。しかしインに入っては11番でボギー、14番をバーディとしたものの長い16番では半分承知のボギー。「14番でバーディパットが入って、これで逃げきれると思った。ま、これで15番でもバーディを決めておけば丸山君も諦めてくれたんだろうけど」
大詰め18番、諦めない丸山のボールがフェアウェイど真ん中へ飛んだのを見たときは、自分もここでバーディにしないと危ないと覚悟した。「70パーセントくらいはバーディで来るだろうと思った」という。幸い、自分も丸山もパー。1打しのいだ。
米ツアーにまた挑戦する気は十分ある。昨年、帰国するときにマーク・オメーラから「日本では3勝しろよ」と言われた。「一流の選手にそう評価されたということは、すごく自信になりました」 今年、全英にもほぼ行けそうな状況だが「優勝争いして勝てるくらいやりたいですね」
また勝敗に影響はなかったが田中秀道の追い上げも猛烈だった。この田中、今季は調子がよさそうなのだが、なかなかタイミングがかみ合わない。