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ジョー後退。田中、片山が首位へ

尾崎直道は別人のような苦しいゴルフだった。ボギー先行で73。かわって田中秀道片山晋呉の2人が4アンダー68をマーク、前日の5位グループから浮上してきた。まだ賞金王の可能性も残す伊沢利光も好位置につけている。

片山晋呉は6バーディ、2ボギー。「スコアボードを見ないで、スコアを考えないで、プレーした。このコースはプロになってから予選を通ったことがないんで、嫌なホールは3Wでフェアウェイに打っていきました」

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1年もかけて自分で開発したクラブを使っている。これまで試合では1日使っただけだったが、今週は思い切って3日使い続けた。大成功。「アゲンストの風にもいい弾道が出ている。アイアンに関しては満足してます」

田中秀道はスタートホールで128ヤードがいきなり入ってしまった。出会いがしらのイーグル。「これでギャラリーが盛り上がって、ハイテンションになってしまった。3番のボギーでようやく自分を取り戻せました。おちついたら6番7番とバーディが続けて来てくれました」

初日は風に助けられて68。2日目は風を読み違えて71だったという。今日の場合はテンションが落ちてからのインで風を読むのに苦労した。「だからトップで最終組よりは、追いかけるほうがいいやと思ってプレーしてたんですけどね・・」

それなのに、なぜかトップ。最終組。明日はサバイバルゲームだと田中は言う。「みんな疲れてます。風の対策をふくめて、頭の勝負です。指宿、好き!と言えるようになりたいです」

尾崎直道は3バーディ、4ボギー。なぜかフワッとして気合の入らない1日だった。「今日、テレビに映ったのかな。テレビに映るのがいちばん少ない最終組だったじゃないのかな」

明日はぜんぶバーディを取りに行く!と宣言した。

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1999年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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