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川岸良兼、4年ぶりのツアーV

けっこう危なかった。順調にトップを走っていた川岸良兼は16番のボギーで一歩後退。しかもマッチレース展開となっていた桑原克典が最終18番でバーディ。川岸はかろうじての1打差逃げきりでツアー6勝目を飾った。95年のJCBクラシック仙台以来、4年ぶりの優勝だ。

勝った川岸本人も「後半はまったくゴルフになっていなかった。途中から早く終わってくれないかな、とそればかり考えていた」という。「クワ(桑原)が惜しいパットを外して、自分がバーディを決めたとき、このまま行ければ勝てると思った。しかしそう思ってからが本当に長かった・・」

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それでも決して萎縮しないのが川岸だ。2打のリードで迎えた18番ロングでは「歴史に残るような飛距離を出してやろう」と思い切りカッ飛ばす・・つもりだったが、もちろん力みは裏目に出た。「セカンドもライが良かったから3Wで行けるかと思ったけど、これも手先だけで打ってしまった」

バーディを取る計算のロングで3オン2パットのパー。桑原克典はもちろんバーディを決めたが、しかしまだ1打のアドバンテージが残ってくれた。4年ぶりの勝利だが、川岸にとっては「10年ぶり」に感じられるほど長い長いブランクだったという。

桑原克典は16番が惜しかった。せっかく川岸がボギーにしたのに、バーディでダメ押しができなかった。17番でも惜しかった。18番の3打目のPWは完全に入れにいくつもりでラインを出した。しかし1打及ばず。「でも2000万円のミルク代を稼いだわけで、たくさん飲んでほしいですね。これから病院へ直行です。早く息子に会いたい」

来週のアメックス世界選手権は、心配していた横尾要ではなく、4位タイ賞金を稼いだ伊沢利光が該当してしまった。「うーん、どうしようか迷ってます。疲れてて来週は休もうと思ってたんだけど。だいたいジャンボさんが予選落ちなんて考えていなかったし・・」

ジャンボなら悪くてもトップ10には入ると計算していた。その場合、自分は単独2位か3位にならない限り世界選手権のメはないと踏んでいた。悩ましい。
悩みに悩んだ末に出した伊沢の結論は辞退。理由は体調不良。事情はわかるが、でももったいない・・。

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1999年 Philip Morris Championship



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