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ジャンボ復活ならず。勝利は深堀

得意中の得意、自宅の庭同然の八本松で、最終日最終組、首位でスタートしたジャンボ尾崎が勝てなかった。そんなに悪い出だしではない。2番4番とバーディ。ボギーバーディもあったが結局アウトは1アンダープレー。決して悪くはない。
同じ首位でスタートし、ジャンボと真っ正面からぶつかった深堀圭一郎は逆にボギーボギーと続き、なんとか取り返してのアウトはイーブン。しかしジャンボが10番で落とした。13番でも落としてついに逆転。ここに小達敏昭も加わって終盤は抜かれたり追いついたりのシーソーゲームだったが、17番18番を会心の連続バーディで一気に深堀が逃げきった。

「嬉しいです。苦し展開の中で粘って勝てた。嬉しいです。プレーオフになったらあのオジサンとやっても勝ち目はないですから」

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バーディの後の18番ティショット、4日間で最高のショットが打てた。前のホールでは「オジサン」もバーディ。最終ホールでとらない限り勝ちは見えてこない状況だった。「ゴルフの内容は昨日より悪かった。でもオーバーパーにはしたくなかった。3日目、4日目とスコアを崩しはしたが、なんとか耐えることができた。いいプレーをして競り勝ったのが嬉しい。達成感があります」

「いろんな人に支えてもらってきた」という。「キャディの柿沼には苦しいとき励ましてもらっていた。今日は二人で頑張って優勝ができました。周囲がみんな優勝していたから、辛い思いをしていたと思うけど、ようやく一緒にいいプレーができました。本当に良かった」

「もうひとつ、運気が引っ張り切れない・・」とコメントしたのはジャンボ尾崎だ。「勝負だから、バンたびうまくいくとは限らない。後半がね・・・少しずつ少しずつ悪い方へ行ってしまった。このラフの深さ、フェアウェイの狭さじゃ、バンたび取れるもんじゃないね・・」

去年までのジャンボはこうした運気を自分で作り上げ、深いラフをねじ切っていくことができた。今年53歳。引っ張りの力が、さすがに弱ってきたのだろうか。「今日はクラブを振る力が足りなかった。ちょっとダレていたなー・・」

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2000年 住建産業オープン広島ゴルフトーナメント



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