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<タイトル奪還なるか!? 開催迫る日韓対抗戦、その布陣をちょこっとご紹介>

韓日、激突・・・!
日韓対抗戦「MILLION YARD CUP(ミリオンヤードカップ)」は今月29日から、3日間の日程で行われる。開催を目前に、大会について少しおさらいさせていただく。まず大会名称にある「ミリオンヤード」とは、日本と韓国の各地を結んだ距離の平均が約960キロであること。これをゴルフにちなんでヤードに換算すると、約100万ヤードになること。
つまり「ミリオンヤード」の距離を隔てた両国が互いの栄誉をかけて戦うことで、日韓ゴルフのさらなる成長と、いっそうの親睦を深めていこうという思いを込めて、一昨年に命名された。

初回の2004年から6年の時を隔てて2010年に再開されて以来、4度目となる今年は初めての日本開催となる。我が日本チームとって初の“ホーム”の舞台は、長崎県の「パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ」である。

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同コースは一昨年に日本プロが開催されており、大会初制覇を達成した谷口徹がこのほど、最年長メンバーとして名を連ねたのが頼もしい。

谷口に次いでベテランの深堀圭一郎が、元選手会長の経験を生かした抜群のマネジメント力で、チームをまとめるだろう。42歳の藤田寛之はもはや、2004年の初回からの常連メンバーとして要となるはず。一昨年に続いて2度目の代表入りに、早くも緊張の色を見せる小田龍一や近藤共弘と高山忠洋は、昨年に続いて息もぴったりの同級生コンビが、チームのムードメーカーになろう。

谷原秀人はリベンジに燃える。当時、チーム最年少で登板した2004年大会で、プレーオフにかり出されてY・E・ヤンにこてんぱんにやられた。「思い出したくもない」。あの屈辱を払拭せんと、すでに鼻息荒い。石川遼は、アメリカでの5連戦を経て合流する。ますます逞しくなって、母国を勝利に導く。

そしてキャプテンの青木功の指名を受けて、代表入りしたのは池田勇太藤本佳則だ。オファーを受けた時点では、2人とも肩身が狭かった。特に今年、デビューしたばかりの藤本はまだ勝ち星もなく、メンバー発表の記者会見でも代表に選んでおきながら、青木に「お前のゴルフを見たことがない」と、平然と言われて苦笑するしかなかったが、“世界のアオキ”の野性的な鑑識眼に、狂いはなかった。

確かに、新人の“生ゴルフ”こそまだ見たことがなかったかもしれないが、今季これまでの藤本のデータと周囲の評判、またアマチュア時代には、先輩の池田とともに東北福祉大でチーム戦の経験が豊富であることなど、ぬかりなく情報を集めて回った上で、「こいつだ」と白羽の矢を立てたのだ。

代表選出直後に達成した「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」でのツアー初Vは、そんな青木の期待にさっそく応えた形となった。ルーキーとは思えない堂々たるその戦いぶりを、今度こそ目に焼き付け青木は、藤本に「お前の名前はもう忘れない」と、告げた。また同大会では池田も後輩に負けじと3位につけて、揃って弾みと自信をつけての代表入りだ。キャプテン・アオキの布陣が、2年ぶりのタイトル奪還といきますか。乞うご期待である。

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