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ついに出た! ジャンボが首位タイ

ついに、というべきか、やっとと言うべきか、ジャンボ尾崎がボギーなし、完璧な7アンダープレーで首位タイに上がって来た。

去年までだったら、これでキマリだ。自分の庭のような広島CC八本松でジャンボが驀進しはじめたら、もう敵はいない。重戦車の突進のようなもので、選手たちは目を伏せて道をゆずるのが常道だった。しかし、今年はどうか。深堀、小達、谷口、鈴木・・。

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ジャンボがこのまま勝てるかどうか。今後のジャンボのすべてが明日1日にかけられているような気がする。万一勝利を逃がすような結果になると、その影響ははかり知れないものがありそうだ。

ジャンボはいきなり連続バーディでスタートを切った。3番4番とおとなしくパーでおさめて5番6番とまた連続バーディ。一気にノッてきた。結局ショートホールで2バーディ、ミドルで2バーディ、ロングで3バーディ。

「こんなもんでいいや、と思ったらダメ。辛抱がなくなるから。でも、だいぶまとまって来た。前途洋々という感じになってきたね」

テレビを見て自分の体のターンが少ないことに気がついた。「それでターンの仕方を自分なりに改造を加えた。だいぶいい感じになったね。スウィングはうまく出来ているし、距離も出ている。前向きな気持ちになれている。まぁ、そろそろ頑張らなきゃ」

深堀圭一郎がしっかり食らいついている。バーディは1ホールだけだったが、2番ロングでセカンドの264ヤードをあわやという至近距離に付けてイーグル。これが効いた。 「今日はよく曲がった。自分の持っている小技をぜんぶ出し切ってしまった。4番でバーディパットを外してから展開が悪くなってしまった。でも4日間あれば1日くらいは悪い日もある。そう考えれば今日は上出来です」

「前途洋々」というジャンボのコメントを伝え聞いて「イヤなオヤジですねー」と言った。

小達敏昭は6バーディ、2ボギー。デコボコしながら68で回った。「今日はけっこう強く振ってもブレなかった。振ったなりの距離も出てくれた。ジャンボさん? 同じ組で1打差で、でも越えなきゃいけない壁ですからね。優勝というより、自分の内容。ま、自分との戦いですから」

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2000年 住建産業オープン広島ゴルフトーナメント



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