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田中、惜敗。R.バックウェル初勝利

最後の最後まで分からない展開だった。2週連続優勝を目前にした田中秀道が意外な苦戦。そして豪州のリチャード・バックウェルが16番でホールインワンを決めて一気にリード。優勝争いにからんだシーンでのエースはめったに見られるものではないのだが、そのバックウェルが次のホールで帳消しのダブルボギーでまた沈没。しかし生き返ったはずの田中秀道が最終18番でスタンドにたたき込む手痛いミスショットを打ってしまった。

結局は田中、バックウェルのプレーオフにもつれこんだが、延々4ホール目、17番ロングのサードショットで田中のボールは池の縁。このホールをボギーとしてバックウェルのツアー初優勝を許した。

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バックウェルのホールインワンは大きかった。16番190ヤードを5番アイアンで決めた。この1打で一気にトーナメントリーダー。「ピン手前2メートルから転がったね。17番のダブルボギー? あれはいいショットだったと思うんだけど、バックスピンがかかって池に入ってしまった。いつもそうだけど、今日も1日リーダーボードは見ないようにしていたんだ。18番で念のため、という感じで初めて確認した」

日本ツアーでの勝利は夢だったという。「すばらしい。これで一つの目標はクリアした。今日は合計22ホールやったけど、あと18ホールくらいはやれる気分だ」
次の目標は、やっぱり「米ツアーで勝つこと」だそうだ。

「プレーオフに入った時点でダメです」と田中秀道は嘆いた。「接戦のさなかで勝てなきゃダメ。13番で3パット(ホギー)でしょう。まだまだですね。15番をとって16番をしのいで17番を攻めの気持ちでいったのがパー。そして18番ボギー。ここでボギーにしてるのが情けない・・」

トーナメントを72ホールの計算でこれまでゴルフしてきた。プレーオフは今回が初めてだが、 「72ホールで一杯いっぱいで、付け足しのエキストラホールに余裕がなかった」という。「72ホール終わってもまだ数ホール行けるような余裕を持っていないとダメです」

それにしても13番の3パット。7メートルを2メートル残してしまったパッティングがいちばん悔しい。「こんな場面であんなことするようじゃね。まだまだということです」

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2000年 つるやオープンゴルフトーナメント



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