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田中秀道「日本のゴルフを背負って立つ!」

ほぼ無風の最終日。「最終日はちゃんと60台で回りたい」と言っていた田中秀道の願いは実現した。34-34の68。14アンダーまで伸ばせば、もう追ってくる選手はいなかった。「68」は前日室田が「田中なら出しそうなスコア」と予想していた数字だ。

最終日の田中はノーボギー、4バーディ。テーマだった「ダボを叩かない」も実現した。「緊張感でパットのフィーリングがよくなかった。安全にパーを積み重ねていこうと思ってました。だから5番(ロング)でバーディが先行してくれてホッとした」

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しかし6番では1.5メートルのバーディパットが外れた。流れが変わるかな・・と少し嫌な気がした。案の定、7番はティショットが曲がってしまったが「これはイカン、と気をいれ直した」結果がピタリとピンに付いてくれて思わぬバーディ。13番でもまたバーディ。

「16番(ロング)のティショット、難しくて気を使うんですが、ここでは18番を想定して打ちました。空に向かって思い切って打つ。これができると18番はクラブハウスに向かって打てるんです」

いいボールが打てた。これで自信がついた、と言う。どんなにスコアの差があっても、18番のティショットを打ち終わるまでは怖い。できれば3打くらいの余裕を持って18番をプレーしたいと思っていたとも言う。16番もまたバーディ。

残りホールをパーにおさめてトータル14アンダー。トーナメントレコードタイ記録の優勝スコアだ。「先週が予選落ちだったんで、すごく自信がつきました。こうなったら年間3つか4つ勝ちたいです。丸山さんが海外に行っていないし、もう自分が日本ツアーを背負って立つくらいの気持ちでやらなくてはいけない立場と思います」
「賞金王を目指して頑張ります」と言い切った。

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2000年 ダイドードリンコ静岡オープンゴルフトーナメント



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