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混戦模様の中、トップに立ったのは・・・

国内男子ツアー第15戦「サン・クロレラクラシック」3日目。予選ラウンドを終え、6人がトップに並ぶ大混戦。誰が抜け出すか注目が集まった。天候は朝から雨で所々に水溜り(カジュアルウォータ)があり、コンディションはあまりよくなかった。しかしこのコース特有の強い風がなく、好スコアを出す選手が続出した。

この日6バーディ、ノーボギーと完璧なゴルフで通算8アンダーとしトップタイに躍り出たのが、女性に人気の矢野東。彼自身、雨のラウンドは苦手と言っているが、今季“マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント”では3位に入るなど、雨が降ったトーナメントでは好成績を収めているだけに、初優勝の期待がかかる。

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それともう一人トップタイにいるのが、こちらも初優勝が待ち遠しい丸山大輔。この日もチャンスどころで確実に決めるなど、5バーディ1ボギーという内容。最終日もプレッシャーに負けることなく、終始安定したゴルフができるのかに注目したい。

また初日は出遅れたものの、2日目、3日目とスコアを11ストローク伸ばし、注目を浴びたのが飯合肇。3日目を終えて通算6アンダー、首位と2打差だけに逆転優勝の可能性は十分ある。一昨年最終ホールで短いパーパットを外してしまい、惜しくもプレーオフ進出を逃しているだけあって、この大会にかける意気込みは人一倍。試合後も「今日は風がなく、コースが簡単だった。明日は風が吹いてくれると面白いんだけどね」と余裕のコメント。4年ぶりの優勝に向けて準備万端といった様子だ。

そして4アンダー、トップタイでスタートした手嶋多一は、前半ボギーが先行してしまい優勝争いから脱落するかに思われたが、17番、18番をバーディとし、首位と2打差まで追い上げてきた。明日、2週連続優勝となるか注目が集まる。

この大会は過去3回、いずれもプレーオフによる決着に終わっている。最終ラウンドはどんなドラマが待っているのだろうか、ゴルフファンにとって興味深いところだ。

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2003年 サン・クロレラクラシック



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