ツアープレーヤーたちの新たな試み<マッシーこと “倉本昌弘”>
2003年 ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント
期間:07/10〜07/13 場所:広島カンツリー倶楽部 八本松C(広島)
大雨も凌いだ! 伊沢利光が2週連続優勝を達成!!
国内男子ツアー第12戦「ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント」が、広島県東広島市にある広島カンツリークラブ八本松コースで開催された。地元広島出身のベテラン倉本昌弘が、初日7アンダーの好スタートを切った。倉本の復活優勝を見ようと大勢のギャラリーが会場に詰め掛けたが、残念ながら失速してしまう。
倉本に代わってトーナメントを引っ張ったのは、2週連続優勝を狙う伊沢利光だった。2週前のミズノオープンでは最終日を首位で迎えながら、優勝と同時に「全英出場」も逃してしまった。先週はその雪辱を果たし優勝。そして今週で3週連続最終日に最終組でラウンドすることになった。
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最終日の伊沢は3番パー3でバーディを奪ったが、続く4番ではティショットを大きく曲げてOB。このホールをボギーで切り抜け、その後はパープレーを続ける。同じ最終組でラウンドした鈴木亨に、3打差までつけられてしまったが、伊沢は最後まで諦めなかった。
時間を追うごとに雨足は強まり、フェアウェイに水溜りが現れる。フェアウェイに飛んでもボールが転がらない、グリーン上もピタリとボールが止まってしまう状態になった。終盤は我慢比べになり、首位の13アンダーから抜け出す選手が現れなかった。
倉本と同じ48歳のベテラン室田淳が13アンダーでフィニッシュし、5番ホール以降全てパープレーの伊沢とのプレーオフで決着がつけられることになった。その2ホール目に室田がティショットを右の林に打ち込み、パーを逃してしまう。対する伊沢はこの日18個目のパーを奪い2週連続優勝を決めた。伊沢は賞金ランクで2位に浮上し、1年ぶりの賞金王争いに名乗りを上げている。