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日本、2年ぶり勝利に黄信号 韓国7ポイントリード

◇日韓男子ゴルフ対抗戦◇ミリオンヤードカップ2日目◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎県)◇7066ヤード(パー71)

2大会ぶりの勝利を狙う日本が窮地に立たされた。大会2日目はフォアボール形式のストロークプレー(各チームのペアがそれぞれ別々のボールでプレーし、ホールごとに良い方のスコアを採用、18ホールのトータルスコアで勝敗を決する)で5試合で争われ、日本は0勝4敗1分け。総合成績で日本1.5ポイント、韓国8.5ポイントで7月1日(日)の最終日に入る。

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勝ち1ポイント、引き分け0.5ポイントが配分される団体戦。日本は第1組の小田龍一池田勇太ペアが17番でS.K.ホ&チェ・ホサン組に逆転を許して1打差で黒星が先行。続く深堀圭一郎石川遼ホン・スンサンH.W.リューと引き分けたものの、その後は痛恨の3連敗。谷口徹藤田寛之ドンファン&パク・サンヒュンに68-61の大敗、近藤共弘高山忠洋は、I.J.ジャンチョ・ミンギュの日本ツアーを主戦場とするペアに3打差、谷原秀人藤本佳則の東北福祉大OBコンビもキム・ドフンカン・キョンナムに3ストローク届かなかった。

最終日はシングルスのストロークプレー10試合が行われる。

<日本、0.5ポイントしか奪えず完敗>

奮起を期して、初日に負けた3ペアをそのままにして臨んだ2日目の日本チーム。しかし、韓国チームの壁は予想以上に高かった。

第1組の小田、池田ペアは残り2ホールで逆転されて1ストローク差で敗退。続く深堀、石川ペアが引き分けて0.5ポイントを稼いだものの、後続は3打以上離されての3連敗。2日間で7ポイントという大差がつき、試合後にコメントを求められた韓国チームのチョ・テウンキャプテンは「今は僕から言える言葉が正直ありません。できれば明日、その時なにか言葉が見つかれば…」と、困惑するありさまだった。

日本で初開催となる今年。しかし、ホームアドバンテージは見当たらない。韓国チームはアウエーだからこそ結束が強まり、また米ツアーで活躍する一流選手はいないものの、同じ年代の選手が集まり、04年大会にも出場したI.J.ジャンは「チームワークがあって団結力がある」とその和を強調する。

日本の青木功キャプテンは「けつに火がついたから消すしかない。イケイケで攻めるしかない」と、最終日のシングルス10試合にわずかな望みを託す。2011年の「ロイヤルトロフィ」では、欧州選抜が最終日のシングルスで6勝2分、4ポイント差を逆転して勝利するなど、確かに望みはゼロではない。しかし、そこまでチームを立て直すことができるのか。選手ディナーが開催される今夜、日本チームの団結力が問われている。

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