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石川遼が谷口と並び首位タイに浮上!

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ2日目◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7,016ヤード(パー70)◇雨◇ギャラリー数:2825人

ツアー最終戦、ついに今季の初勝利を掴むか。石川遼が3ストローク伸ばし、通算5アンダーで谷口徹と並び首位タイに浮上した。前半に3つのバーディを奪った石川は、17番でこの日5つ目のバーディを奪い、この時点で単独首位に浮上した。

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最終18番、会場となる東京よみうりCCの名物ホールで難易度の高いパー3でボギーをたたいてしまうが、5アンダーの首位タイでホールアウト。それでも待望の今季初勝利に向け好位置で残り2日間を迎える。

首位と1打差の通算4アンダー3位は大会連覇を狙う藤田寛之と韓国のJ.B.パク。通算3アンダー5位には、平塚哲二宮里優作ドンファン(韓国)の3人が並んでいる。初日1アンダーのアマチュア松山英樹スコアを1つ落としてイーブンパーの11位タイ。最下位スタートとなった池田勇太はこの日もスコアを崩し、通算12オーバーで最下位となっている。

<最終戦で今季初勝利なるか 石川遼が首位タイ>
同学年の松山英樹との同組ラウンドに最大の注目が集まった2日目。石川は4番で2つ目のバーディを奪い、首位戦線へと躍り出た。その後もスコアを伸ばし、通算6アンダーとして迎えた最終18番(パー3)は、グリーン右からのアプローチミスによりボギーフィニッシュとなったが、2日連続のアンダーパーでのラウンドに「1日バーディ4つはひとつのノルマ。こういうコンディションの中で(5バーディを)達成できたのは良かった」と自ら及第点をつけた。石川は次週「Hitachi 3Tours Championship 2011」、その翌週にはアジアンツアーの「タイランド選手権」に出場するが、国内ツアーでは未勝利のまま迎えた1年の締めくくり。節目のトーナメントを最高の形で飾れるか。

谷口徹は序盤のダボをものともせず>
4アンダーの首位タイからスタートし、前半3番で第2打を木に当てるなどしてダブルボギーを先行させた谷口は、6番からの3連続バーディなどで挽回。カップに嫌われる惜しいパッティングも数多くあったが、スコアを1ストローク伸ばしてトップタイのまま2日間を終えた。寒さと風により距離感にズレが生じるコンディションにも「それを計算して打つのがプロ。できないヤツがダメなだけ」と鼻で笑う。「ブリヂストンオープン」以来となる今季2勝目へ向け「あとは自分が優勝するだけ。どんな相手でも関係ない」と万全の準備を整えて残り2日を戦う。

<日本タイトル男? J.B.パクが急浮上>
この日ベストスコアとなる「65」をマークしたのは韓国のJ.B.パク。1番で1メートルのパットを外してボギー発進したが、「自信を持って打つように心がけた」という2番(パー3)で3メートルを沈めてバーディを奪った。その後勢いに乗り結局8バーディ、3ボギーで首位に1打差の3位タイに浮上。今季の国内メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」で自身初優勝をマーク。またしてもメジャー大会で訪れた逆転Vのチャンスに「大きい大会にこだわっているわけじゃなくて、年に2回くらい良いプレーができるときが来るんですよ」と、おどけながら話した。

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