石川遼のスイングをスーパースローで見る
2011年 日本オープンゴルフ選手権競技
期間:10/13〜10/16 場所:鷹之台カンツリー倶楽部(千葉)
佐藤信人がメジャー制覇に王手! 遼は27位で最終日へ
◇国内男子メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技3日目◇鷹之台CC(千葉)◇7061ヤード(パー71)◇曇り時々雨◇ギャラリー数:6545人
日中を通して吹き荒れた強風を前に、この日のアンダーパーは僅かに4人。全体的に伸び悩む難コンディションの中、首位を2打差で追う佐藤信人が5バーディ、2ボギーと3つ伸ばし、通算6アンダーで単独首位に浮上。2位に2打差をつけ、9年5ヶ月ぶりのタイトルに王手をかけた。
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通算4アンダーの単独2位に首位から後退したネベン・ベーシック(オーストラリア)、通算2アンダーの単独3位にベ・サンムン(韓国)。通算1アンダーの4位タイに久保谷健一と手嶋多一が続いている。20位タイからスタートした石川遼は1バーディ、5ボギーと4つ落とし、池田勇太らと並び通算6オーバーの27位タイに後退している。
<単独首位の佐藤信人は4度目の日本タイトルに挑む>
佐藤信人が日本一のゴルファー決定戦で通算10勝目に迫った。年間3勝をマークした2002年を最後に勝利から遠ざかり、パッティングイップスに悩んでいたが、この日は5バーディ以外にも次々とパットでパーセーブを重ねた。「後半は特に良いパットが気持ち悪いくらい入りましたね」。通算9勝のうち日本プロ、日本ツアー選手権、日本マッチプレーを制覇。史上7人目となる日本タイトル4大会制覇となるか。
<佐藤を追うのは豪州のネベン・ベーシック>
予選ラウンドを単独首位で終えたベーシックは、5番までに1つスコア伸ばしたが、9番でアプローチのミスから痛恨のダブルボギー。後半は16番でボギーを叩いて後退した。それでも難関の最終18番で3メートルを沈めてバーディフィニッシュ。大舞台での日本ツアー初優勝へのチャンスを存分に残し「明日も最終組にいられるので良かった。昨日、今日と同じように一打ずつ着実にショットを打っていくことを心掛けたい」と前向きだった。
<手嶋多一、久保谷健一のベテラン勢も逆転のチャンス>
単独首位に立った41歳の佐藤と同世代、手嶋と久保谷が通算1アンダーの4位タイで最終日へ。5人しかいないアンダーパーグループの座を死守した。それでも前週の「キヤノンオープン」を制し、2週連続優勝のかかる久保谷は「粘り強い、というか苦しいです」。久々の勝利が期待される佐藤、手嶋について「ラフからのショットやアプローチ、パットがさえだすとものすごいスコアが出せる。そういうゴルフができる方たち」と話していた。