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プレーオフを制したC.ビジェガスが貫禄の勝利! 石川遼は44位タイで終戦

愛知県の三好CC西コースで行われた、国内男子ツアー第17戦「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。前日と同様に朝から冷たい雨が降り続け、最高気温は前日をさらに下回る19度。ゲーム終盤に入り雨は止んだものの、たっぷりと水に濡れたラフがさらなる障害となり、選手たちを苦しめ続けた。

ラフに入ればボギーは必至。上位グループもスコアを伸ばすことができず、混戦状態のままで試合は進行していく。その中にあり、2位タイからスタートしたカミロ・ビジェガス(コロンビア)が、1打差ながら通算3アンダーの単独首位で最終18番を迎える。しかし、ここでビジェガスは痛恨のボギー。最終組を回る藤島豊和が通算2アンダーでホールアウトし、勝負は2人によるプレーオフに持ち込まれた。

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18番パー4の繰り返しで行われたプレーオフ1ホール目は、共にバーディパットを沈められずにパー。続く2ホール目、ビジェガスは第2打をピン左奥6メートルに乗せると、これを沈めて先にバーディを奪取。続く藤島のバーディパットはカップを逸れ、ビジェガスの日米を通じての初優勝が決まった。

18位タイからのスタートとなった石川遼(16=杉並学院高)は、ドライバーの左右へのブレが目立ち、「プレーをしていて辛かった」とスコアを崩す展開に。2番パー4では右のラフに打ち込み、第2打は出すだけとなりダブルボギー。続く3番パー4も左のラフからパーオンに失敗し、ボギーとした。5番パー3でもティショットがバンカーに入りボギー。7番パー5でこの日唯一のバーディを奪うが、9番パー4ではフェアウェイから放った第2打がバンカーに突き刺さり、目玉状態に。1発で出すことができずここでもダブルボギーとし、前半で5つスコアを落としてしまった。

後半開始直後の10番パー4でもティショットを左ラフに打ち込みボギー、15番パー5ではティショットをフェアウェイに運んだものの、3Wで打った第2打が左の池に入りボギー。最終18番でもアプローチをグリーン脇の池に入れてしまうなど、最後まで難コースに苦しめられる1日となった。最終的に、1バーディ、4ボギー、3ダブルボギーの「80」を叩き、通算14オーバーの44位タイに大きく後退。プロツアー3戦目の最終日は、ほろ苦いものとなってしまった。

上位では、通算1アンダーの単独3位に宮里優作。通算イーブンパーの単独4位に、井上信が食い込んだ。片山晋呉は通算2オーバーの5位タイ、ディフェンディングチャンピオンの星野英正は、通算9オーバーの26位タイで終えた。

2007年 コカ・コーラ東海クラシック



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