2007年 フジサンケイクラシック
期間:08/30〜09/02 場所:富士桜カントリー倶楽部(山梨)
石川遼が好発進! 首位と3打差の1アンダー7位タイ!
国内男子ツアーの第14戦「フジサンケイクラシック」が8月30日(木)山梨県の富士桜CCで開幕した。日中は、雨が降っては止む曇天に見舞われるも、気温は25度を超える蒸し暑さ。ギャラリーは、雨天にもかかわらず昨年初日の663人の倍以上となる、1,342人が詰め掛けた。
その初日、大きく抜け出す選手がなかなか出ず、最終的に4アンダーで首位に4人が並ぶ混戦に。その4人とは、ツアー未勝利の白佳和、竹本直哉、富田雅哉、そして優勝候補の一人である谷原秀人。続く1打差の単独5位には、3アンダーでプラヤド・マークセン(タイ)、さらに1打差の2アンダー単独6位に近藤智弘が名を連ねている。
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プロツアー2戦目となる注目のアマチュア、石川遼(15=杉並学院高)は、「注目されていると思って、すごく緊張した」と振り返りながらも、インからスタートした前半で2バーディ、1ボギーとスコアを伸ばす。飛距離こそ同伴者の深堀圭一郎と宮里優作をオーバードライブするシーンも見られたが、ショットの左右へのブレが目立ちグリーンを外すこともしばしば。それでも「今日は小技が成功しました。グリーンを多く外しましたが、SWで20~30センチに寄せられました」と話す通り、絶妙のショートゲームで前半をアンダーで折り返した。
ところが、後半に入り1番、2番で連続ボギーを叩き、スコアは一気に1オーバーに。しかし、石川は動じない。「まだ1オーバーなんだと、焦ることなく余裕を持ってプレーできました」と、4番、6番でバーディを奪い返す強い精神力を発揮する。最終的に4バーディ、3ボギーの「70」をマークし、首位と3打差の1アンダー7位タイ。日本中の注目を浴びている大きなプレッシャーの中、上々のポジションで初日を終えた。
ディフェンディングチャンピオンの片山晋呉は、石川と同じ1アンダーの7位タイ。現在賞金ランキング首位を走る谷口徹は、深堀、宮里優作らと並ぶイーブンパーの15位タイとしている。また、石川の高校の先輩である薗田峻輔(17=杉並学院高)は、尾崎将司に並ぶ2オーバーの42位タイにつけている。