【特集】賞金王はいったい誰の手に!?
2010年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
期間:12/02〜12/05 場所:東京よみうりカントリークラブ(東京)
藤田が首位浮上!賞金王争いはラスト18ホールへ
東京都稲城市にある東京よみうりカントリークラブで行われている国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目、晴天に恵まれた都心近郊の会場には、過去10年間の第3ラウンドでの最多ギャラリー数を更新する11,106名が来場。優勝争いと共に白熱する今年の賞金王争いを見守った。
2日目を終え、単独首位に立った池田勇太だったがこの日はアイアンショットが不調。グリーンにキャリーしてもバックスピンで手前にこぼれるなど、16番までに3つスコアを落としてしまう。しかし、17番パー5で手前1ピンに2オンすると、このイーグルパットを沈めて優勝戦線に踏みとどまる。この日は「71」とスコアを伸ばせなかったが、首位とは3打差の3位タイ。最終組の3人が同スコアで上がったが、「いちばん最初に出しました」とスコアカードの提出順で明日も最終組で回る事となった。
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足踏みする上位陣を尻目に、この日6つスコアを伸ばした藤田寛之が通算11アンダーとして単独首位に浮上した。通算8アンダーで2位に続くのは、ブレンダン・ジョーンズ(豪)。3位タイには、池田と共に小田孔明、平塚哲二がつけている。
賞金ランクトップのキム・キョンテは、前半だけで5バーディを奪ったが、後半は2バーディ3ボギーと失速。それでも、この日4つスコアを伸ばして通算5アンダーの6位タイと、もし池田が優勝しても今の順位をキープすれば賞金王が決まる位置まで浮上した。
また、石川遼は6番でチップインイーグルを奪って大ギャラリーを湧かせたが、後半はスコアを伸ばせず通算3アンダーでホールアウト。トップとは8打差の10位タイと、苦しい位置で最終日へと挑む。