感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
2000年 全米オープン
期間:06/15〜06/18 場所:ペブルビーチGL(米国カリフォルニア州)
霧の初日、ウッズが先制の6アンダー 今田竜二は堅調のスタート
米国の名門コースがサーキット式に開催舞台をつとめるこの全米オープン。第100回、2000年を記念する大会はペブルビーチゴルフリンクスだ。 今回は2番ロングホールがパー4の設定になってパーも71。J.ニクラスの手で5番ショートホールも新レイアウトされた。グリーンは小さく、オーバーシードされて粘るラフは約10センチに伸ばされ、6846ヤードという距離のイメージとは隔絶したタフなコースになっている。
そんなUSGAの威信をかけた舞台で、大本命のタイガー・ウッズがノーボギーの65という凄いラウンドを展開した。風の影響が少ない午前スタートという有利さはもちろんあるが、それにしてもショットが冴えわたり、パットも堅調。チャンスはもちろん入れ、ボギーになりそうなホールもきちんとセーブし続けて、65という全米オープンらしくない好スコアをマークした。
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嬉しくてたまらないという表情でスタートした今田竜二は1番でいきなりラフに入れたが、しかしパーセーブ。以後も序盤を無難におさめて4番までイーブンペースでプレーしている。一つ後の組の丸山茂樹は3番4番を連続ボギーと苦戦。この時点で霧のためプレーは一時中断。その後も回復しないまま日没が迫りサスペンデットと決定した。結局、ホールアウトしたのは27組のみ。半分近くの選手が明日早朝からプレーを再開する。
海越えがかかるティショットが要求される最終18番ロング、ジョン・デイリーがOBと海入れ3発でなんと14を叩いた。去年のパインハーストもそうだったが、デイリーと全米オープンはどうも相性が悪いらしい。
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