伊沢・丸山組がワールドカップ優勝!
2001年 WGC EMCワールドカップ
期間:11/15〜11/18 場所:太平洋クラブ御殿場(静岡)
10アンダーが3カ国、日本は8アンダー6位タイ
日本チームが前半だけで6アンダーをマークし、どこまでスコアを伸ばすか楽しみだった。しかし、後半は11、15番で伸ばしただけ、8アンダーは6位タイとなっている。日本チームのバーディは全て伊沢選手によるものだった。
一方の丸山は全然だめだったのか!? と思われる人もいるかも知れないが、伊沢のスコアが生まれたのは丸山のオカゲだったとも言える。ティショットは丸山が先に打ち、フェアウェイセンターをキープ。そしてセカンドも確実にグリーンを捕らえた。したがって、後から打つ伊沢が思い切って攻めることができたのだ。
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「今日は100点に近いけど、最後にバーディが取れなかったから98点ぐらいです。明日の課題をあえて探せば、今日は短いパットしかしてないので、3、4メートルをしっかり打てるようにしたいですね」優勝候補のアメリカよりもスコアが良く、伊沢はタイガーとのドライバー飛ばし屋対決にも満足といったところだ。
一方、スコアは伸ばせなかったが、充分に役割を果たした丸山は、ショットに満足してるが、パットは0点と厳しい評価だった。そんな丸山は、スタート時に着ていたセーターを脱ぎ、ショット以外の時はグラウンドコートを羽織っていた。
「実はセーターが苦手なんです。セーターを着てスイングして体が回らなくなるが嫌だったので、事前にマネージャーに用意してもらいました。深堀さんの案なんですけど・・・」。
明日、2日目は4サムで競技が行われる。そして、日本は米国チームに次ぐ優勝候補に上げられている南アフリカとのラウンドが決まった。
日本絶好調! 伊沢が前半だけで6バーディを奪った(14:00)
ついに世界中のゴルフファンが注目するワールドカップが開幕した。朝8時30分に第一組のデンマーク、フランスがスタート。早くも大勢のギャラリーがティグラウンドで待ちわびていた。
各選手がティグラウンドに上がってくると、惜しみない拍手で迎えられた。全12組と通常のトーナメントよりも出場者数が少ないため、スタートは12分おき、最終組は10時42分にスタートした。
初日の注目はやはり最終組。大会3連覇を狙う米国チームと、開催国の日本チームが1番ホールのティグラウンドに上がると、ギャラリーの声援も最高潮に達した。
出足2ホールは両チーム共にパー。3、4番で両チームバーディを奪った。そして、6番パー5で伊沢がこの日3つ目のバーディを奪うと9番まで4ホール連続でバーディを奪った。
前半9ホールを6アンダーで通過したのは日本だけ。ディフェンディングチャンピオンの米国チームを圧倒した。後半どこまでスコアを伸ばせるか、注目したい。
【初日組み合わせ】
スタート時間/国名/選手名/選手名
8:30/デンマーク王国/トーマス・ビヨーン/ソレン・ハンセン
8:30/フランス共和国/トーマス・レベット/ラファエル・ジャクリン
8:42/イングランド/イアン・ポーター/ウォーレン・ベネット
8:42/パラグアイ共和国/カルロス・フランコ/アンヘル・フランコ
8:54/スコットランド/アンドリュー・コルタート/アンドリュー・オールドコーン
8:54/スウェーデン王国/ニコラス・ファスト/ピエール・フルケ
9:06/アイルランド/パドレイグ・ハリントン/ポール・マッギンリー
9:06/中華人民共和国/張連偉/梁文冲
9:18/アルゼンチン共和国/アンヘル・カブレラ/エドラルド・ロメロ
9:18/フィリピン共和国/ロドリゴ・クエリョ/ダニー・ザラテ
9:30/フィジー共和国/ビジェイ・シン/ディネッシ・チャンド
9:30/ジンバブエ共和国/マーク・マクナルティ/トニー・ジョンストン
9:42/オーストラリア/アダム・スコット/アーロン・バデリー
9:42/オランダ王国/マルテン・ラフェベル/ロベルト・ヤン・ダルケン
9:54/スペイン/セルヒオ・ガルシア/ミゲルアンヘル・ヒメネス
9:54/ウェールズ/フィリップ・プライス/マーク・ムーランド
10:06/ノルウェー王国/ペール・ハウグスルート/ヘンリック・ビヨンルンスタ
10:06/カナダ/マイク・ウィア/イアン・レガット
10:18/マレーシア/ダニー・チャー/ペリアサミー・グナサガラン
10:18/南アフリカ共和国/アーニー・エルス/レティーフ・グーセン
10:30/メキシコ合衆国/オクタビオ・ゴンザレス/アレックス・キロス
10:30/ニュージーランド/マイケル・キャンベル/デビッド・スメイル
10:42/日本/伊沢利光/丸山茂樹
10:42/アメリカ合衆国/タイガー・ウッズ/デビッド・デュバル