2002年 全米プロゴルフ選手権

またしても雷雨サスペンデット。7アンダーでF.ファンクが暫定首位

2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 フレッド・ファンク
ショットに定評あるベテランのファンクが、暫定首位をキープ。

全米プロ2日目は夕方から雷雲が近づき、午後6時21分にサスペンデッド。初日に引き続き第2ラウンドもその日のうちに終了することはできず、41名の選手が明日午前7時30分から残りホールを消化する。

暫定首位は、初日からトップの座を守っているフレッド・ファンク。4アンダーからスタートしたファンクは前半(バック9)で3つスコアを伸ばし、後半(フロント9)は1バーディ、1ボギー。5番ホールのティショットを打ったところでサスペンデットとなった。ファンクは飛距離は出ないものの、ショットの正確性と安定性は米ツアーで常にトップクラス。昨年のフェアウエイキープ率部門でも3位になった。ツアー5勝だが、メジャーは未勝利の46歳。元大学ゴルフ部コーチで、新聞販売にも携わったユニークな経歴の持ち主だ。

2位タイにはジャスティン・レナード、リッチ・ビーム、マーク・カルカベキア、レティーフ・グーセンの4名が並んでおり、いずれも第2ラウンドのプレーを終了している。レナードとビームは初日の22位タイから2位タイにジャンプアップ。2人がマークした66の好スコアはヘイゼルティンナショナルの新たなコースレコード(ロバート・アレンビーも達成)。91年全米オープンでペイン・スチュワートら4人が達成した67を1打更新した。「今朝は風もなく、グリーンも球がよく止まった。このコースが今週の中で最も易しい状態だったと思う」と語るレナードは今年結婚したばかり。ここ数年ずっと取り組んでいたスウィングチェンジも一時休止し、公私ともに気分一新したところでの好ラウンドとなった。ちなみにレナードは97年の全英オープンチャンピオン、ビームは2週間前のジ・インターナショナルでツアー2勝目を挙げたばかりだ。

2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 タイガー・ウッズ
12番ホール、3Wでアプローチを行うタイガー・ウッズ

今日68で回ったマーク・カルカベキアは6位タイから、69で回ったレティーフ・グーセンは3位タイから2位タイへ浮上した。今朝、第1ラウンドの残りホールを消化した選手は39名。グーセンもその1人だが、「第2ラウンド前にプレーした4ホールがいいウォーミングアップになった。今日の18番のチップインバーディは、ちょっとしたボーナスです」。昨年の全米オープンに続く2つ目のメジャー制覇に期待がかかる。

期待のタイガー・ウッズは、前半はパットが冴え、3バーディを獲得。その勢いのままリーダーボードを駆け上がるかと思われたが、後半はパットのタッチが狂い始め、13番ホールはボギー。17番、18番ホールを残してサスペンデッドとなった。トータル3アンダーは暫定7位タイの好位置。土日での巻き返しは、まだまだ可能性大である。

日本勢では伊沢利光と片山晋呉がプレーを終了できなかった。15番ホールまで終えた伊沢は2バーデイ、2ボギー。初日に引き続きステディなイーブンパーのプレーで暫定24位タイにつけている。「今日はパットが良かったです。(中断は)プレーに支障はないですよ」。2オーバーからスタートした片山は2番ホール、6番ホールのバーディでトータルスコアをイーブンパーまで戻したが、7番ホールのボギーから流れが一転し、14番ホールを終えた時点でトータル6オーバー。現時点(サスペンデット時点)では4オーバーまでが予選通過できると予想されている。明日、残りの4ホールでなんとかスコアを2つ縮めたい。

2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 丸山茂樹
最後は意地で2連続バーディを奪った丸山茂樹

初日に終了できなかった18番ホールの消化から始まった丸山茂樹の2日目は、出入りの激しい展開になった。18番をボギーとした丸山は、第2ラウンドをダブルボギーで発進後、バーディ、ボギー。その後、3連続バーディ、さらにバーディとしたものの、後半(フロント9)は4ボギー。しかし、最終2ホールをバーディで終了。今日イーブンパー72、トータル4オーバー、暫定59位タイは、おそらく予選通過できると見られている。「本当に今日は空回りでした。まあ、これもゴルフです。でも、よく粘った。(上がりの2連続バーディは)最後ぐらいは意地を見せなきゃと思いました。予選を通過したら、明日はいいゴルフをしたい」。

今日74の手嶋多一はトータル7オーバー、今日77の谷口徹はトータル8オーバーで、ともに予選落ちとなった。早朝に初日の残り4ホールを消化した後、第2ラウンドをプレーした手嶋は、「参りました。いきなり3パット。あんなに(グリーンが)速いとは思わなかった。ミドルアイアンでハイボールが打てるようにならないとダメですね。今回は課題ができました」。谷口はこの試合で上位入りしてワールドランキングを54位から50位以内へアップすることを目指していたが、予選落ちという結果に悔しさを隠せない様子。「やっぱり、いきなり(アメリカに)来て一発勝負だと‥‥もちろん全部が悪いというわけじゃないけど、スタートするとき出鼻をくじくとねえ。もっとアメリカに来る機会を増やさんといけません」。

第3ラウンドは明日午前9時30分以降に開始される予定。ムービングデーと呼ばれる土曜日に、果たして大きな動きは起こるだろうか。

レポート&写真:BEYONDSHIP

2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 マーク・カルカベッキア
衰えを知らぬベテラン。トップと1打差だ!
2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 ジャスティン・レナード
首位と1打差につけたレナード。メジャー2勝目はなるか?
2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 タイガー・ウッズ
危なげないプレーで3アンダー。爆発力が発揮されるのは3日目以降か?
2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 リッチ・ビーム
メジャー経験は浅いが、先々週の優勝で勢いづいた。週末が楽しみだ。
2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 レティーフ・グーセン
首位と1打差の2位タイ。グーセンもメジャー上位争いの常連だ。
2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 伊沢利光
初日同様、危なげないプレーを披露。伊沢もプレーを終了できなかった。
2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 片山晋呉
後半に崩れてしまった。残りホールでの巻き返しに期待。
2002年 全米プロゴルフ選手権 2日目 雷雲サスペンデッド
2日目も雷にたたられ中断、そして日没サスペンデッド。
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