次世代を担うスター候補たちの台頭/2010年欧州男子ツアーレビュー
2003年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ
期間:09/04〜09/07 場所:クランスシュルシエレ(スイス)
E.ロメロが13アンダー単独首位!E.エルスは2打差の2位
スイスのクランスシュルシエレで開催されている、欧州男子ツアー第32戦『Omegaヨーロピアンマスターズ』は決勝ラウンドに入った。9アンダー、2位からスタートしたアルゼンチンのエドワルド・ロメロが、13アンダーの単独首位に踊り出た。
スタートの1番ホールでイーグルを奪ったロメロは、中盤に2つのボギーを叩いたが、バーディも4つ稼ぎ4ストローク伸ばした。ロメロは上半身が逞しく、口に蓄えたヒゲが特徴で、愛想が良くトーナメント会場でも人気選手の一人だ。今年49歳になったが、遅咲きのタイプで、1982年プロ入り後、89年にツアー初優勝を果たし昨年のスコティッシュオープンで8勝目を挙げている。
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首位のロメロを2打差で追うのは、現在賞金ランキングで首位に立つ南アフリカのアーニー・エルスだ。2連続バーディでスタートしたエルスは、前半だけで5ストローク伸ばし首位に浮上した。いよいよエルスの独走かと思われたが、11番でボギーを叩くと14番ホールまで4連続ボギーを連発してしまった。その後2ストローク戻したが、後半は3バーディ5ボギー、パーは10番ホールの1つだけ。最終日に向け不安材料の残る内容になってしまった。
さらに1打差の10アンダーには、ディフェンディングチャンピオンのロバート・カールソンがつけている。初日、2日目と首位をキープしていたカールソンは、前半に3つのバーディを奪い順調にスコアを伸ばした。ところが、10番ホールでダブルボギーを叩くと、12番もボギーにしてしまう。その後はバーディを奪えずそのままホールアウト。この日はスコアを伸ばすことが出来なかった。
今週から欧州ツアーに戻ってきたスペインのセルヒオ・ガルシアは、周囲の期待と空回り。4つのバーディに対しボギーが5つ、通算4アンダーで13位から22位に後退してしまった。